新型インフルエンザ・パンデミック対策情報サイト
新型インフルエンザ最新情報

インターナショナルSOSは事態を常に注視しています。この新しいページでは、フェーズの引き上げ、地域レベルの感染拡大、確定患者が発生した新たな国々といった、パンデミック対策に関連する重要な情報を更新してお知らせしています。このページは、疑い患者、可能性患者、確定患者の個々の症例を全て網羅することを意図したものではありません。
 

 
Study finds provision of paid sick leave better to contain pandemic flu
A briefing paper released by the Institute for Women’s Policy research analyzed actual data from the CDC and Bureau of Labor Statistics (BLS) on weekly pandemic flu infection and absence from work due to illness of the US population. After applying mathematical calculations, researchers estimated that around 26 million employed US citizens above the age of 18 had been infected with pandemic flu during the months of September through November 2009, the time of peak activity in the US. Out of this, about 18 million employees took at least part of a week off in response, while 8 million didn’t take any time away from work when infected. The afflicted population which kept attending to work risked infecting other co-workers, despite recommendations of social distancing (staying at home). A lack of paid sick leave was cited as the main reason: absenteeism from work was above 90 percent in the public sector ( 89% of which receive paid sick days) while it was only 66 per cent in the private sector (two out of every five private sector workers lack paid sick leave coverage).

Findings of the study suggest that public sector workers who have the provision of paid sick leaves were more likely to be compliant to recommendations (stay home when ill) as compared to private sector employees. Also, flu pandemics can be resolved more quickly when access to paid-sick leave reaches rates nearing those in the public sector. Addressing this gap may be an important target point to mitigate spread of pandemic flu and other disease outbreaks for organizations.

更新日: 09 February 2010
 
First confirmed pandemic flu outbreak In Senegal
Senegal has confirmed the presence of 14 cases of pandemic flu H1N1 in the country. Until now, pandemic flu had not been detected in the nation. These cases were reported from the religious city of Touba and nearby areas in Diourbel, (located in the central part of the country), which were the scenes of religions festivities in prior weeks. The Ministry of Health reported seven confirmed cases in Dagana, six in Diourbel and one in Touba.  Authorities planned to initiate measures to contain the infection including isolation and use of masks in the areas affected.
更新日: 09 February 2010
 
South Africa: FIFA world cup and H1N1 influenza virus
According to media sources, there is a growing concern from the World Health Organization (WHO) and the International Football Federation (FIFA) that pandemic flu H1N1 could threaten the World Cup - to be held in South Africa in June-July 2010. The South African Government, WHO and the organizing committee of FIFA are working closely together to develop a strategy to prevent the spread of pandemic flu, and to mitigate any other potential public health related issues.  Health experts suggest that South Africans should not be complacent and are urged get vaccinated against pandemic flu H1N1
更新日: 09 February 2010
 
Australia: NSW Health Department begins month long vaccination campaign
Health officials from New South Wales, Australia have urged people to get their children vaccinated against pandemic H1N1 influenza before they return to school. They suspect pandemic flu cases to rise once schools reopen, as only around 20 perrcent of people in the state have been vaccinated against pandemic H1N1 flu. As the Northern Hemisphere experienced an early start to their flu season, Australian Health Authorities also anticipate an early start to the Southern Hemisphere flu season. The state’s Chief Health Officer expects H1N1 to remain the predominant strain for the coming flu season this year. The month long campaign urges the public to get vaccinated early, as “it takes a couple of weeks for the vaccination to be fully effective”. View the NSW Department of Health press release.
更新日: 09 February 2010
 
WHO plans to deploy pandemic flu vaccine to 17 countries
In its weekly report, the World Health Organization announced plans to deploy pandemic influenza A (H1N1) vaccines to 11 countries in the Western Pacific Region: Cambodia, Lao PDR, Fiji, Kiribati, Nauru, Papua New Guinea, Solomon Islands, Tonga, Vanuata, Philippines and Mongolia. Vaccines to some of these countries will be deployed by February.

更新日: 09 February 2010
 
エジプト:鳥インフルエンザH5N1感染者がさらに2人
別々の県に住む成人女性2人が鳥インフルエンザH5N1に罹患していると診断されました。2人とも感染した家禽と接触がありました。ダカリーヤ県の40才の女性は1月31日に発病、2日後に入院しました。この女性は抗ウイルス薬剤投与の治療を受け、現在、安定した状態にあります。もう1人はミヌーフィーヤ県の29才の女性で、1月27日に発病しましたが、1週間後まで入院しませんでした。こちらの女性は入院後直ちに抗ウイルス薬剤による治療を開始しましたが、重態に陥っています。抗ウイルス薬剤は症状が現れてから48時間以内に投与すると、最も予防効果が高くなります。エジプトでは2010年のこれまでにH5N1ウイルス鳥インフルエンザに6人が感染したと報告されています。他国ではヒトにおける感染者は、今年は報告されていません。
更新日: 08 February 2010
 
ウイルスH5N1制圧のためにバングラデシュで鳥を殺処分

バングラデシュ保健当局は鳥インフルエンザ・ウイルスの伝播を予防するため鳥の殺処分を命じました。最近多くの所でインフルエンザ・ウイルスH5N1が確認され、それを受けて11,000羽以上の鳥が殺処分されました。最新の発生はバングラデシュの首都ダッカの農場から報告されました。水産家畜省は2月6日、どの地域で鳥インフルエンザが発生し、どの農場で鳥を殺処分したかを詳しく報告する声明を出しました。

更新日: 08 February 2010
 
事例研究:パンデミック・インフルエンザから神経症状か

『新興感染症』誌(Emerging Infectious Diseases)に発表された投稿記事において、34才のタイ人男性がパンデミック・インフルエンザH1N1感染後神経症状を発症した単発事例が解説されています。この男性はインフルエンザ様症状により入院、2日後に脚腕双方に進行性衰弱がみられ、さらに、手足の反射消失、顔面神経麻痺をも発症しました。臨床検査では神経系に感染症発生や異常の徴候はありませんでした。3日目にこの男性は急性呼吸不全を発症、パンデミック・インフルエンザH1N1の検査を受け、陽性と判定されました。治療はタミフル、リレンザ、レスピレーターにより行なわれました。10日目までには神経症状はさらに悪化し、意識レベルも低下しましたが、検査により神経関連の異常があって明確な病因となっていることは否定されました。3カ月の治療の後に、男性は神経症状から回復しました。成人において「パンデミック・ウイルス(H1N1)2009への感染により神経症状の合併症が引き起こされることがある」と著者は考えています。

パンデミック・インフルエンザH1N1感染後の小児における類似した有害事象は、同誌2009年5月号で報告されました。小児の患者4人がウイルス感染後に神経疾患様の合併症を発症しましたが、上記成人患者と同様、4人全員が完治しています。

更新日: 08 February 2010
 
ECDCパンデミック更新2月5日
ヨーロッパ疾病予防対策センター(ECDC)の最新の週間更新情報において、ヨーロッパの大半の国でパンデミック・インフルエンザがピークに達したものの、2、3カ国で中低度のインフルエンザ活動がみられると報告されました。インフルエンザの影響を最も受けたのは大多数の国で0才から14才までの年齢層でした。ノルウェーとオーストリアは例外で15才から64才までが最も影響を受けました。重篤な急性呼吸器症状(SARI)は、11月に流行のピークに達した後、減少しています。
更新日: 08 February 2010
 
オックスフォード教授の状況説明:2月4日

オックスフォード教授は「偽」パンデミック疑惑でWHOを訴えているヴォルフガング・ヴォダルグ博士の声明について、WHOが以前の声明(1月25日、27日の記事を参照)において回答したとおり、科学者コミュニティに訴える信憑性がないと言っています。

パンデミック・ウイルスはこれまでのところ、ほぼ安定しており、現在の株から離れた変異はみられません。ただし、オックスフォード教授は頻繁に検知されている変異、ポジション222(また、ポジション225)における変異についてコメントしました。この変異があると疾病の重篤度が増すと示唆する人もいますが、WHOは「これまでの変異は公衆衛生に大きな問題をもたらしているとはみられない」と述べています。教授は、抗原の変化を見つけ、それがワクチンの効果に対してどのような意味を持つか断定することはできるだろうが、そうできたとしてもそういった変化の生物学的意味について何か言うのはたいへん難しいことだと忠告しています。こうしたウイルスの変異は、軽症の患者においも重篤な患者と同様見つかっており、また、カリフォルニアで特定されたとおり、初期の患者の一部においても見つかっています。

さらに、『罹病率・死亡率週報』(Morbidity and Mortality Weekly)1月29日号に発表された、米国3州の長期療養施設でのパンデミック・インフルエンザ発生に関する研究について、教授は言及しました。教授は実地の医療に大きな差異があることを発見しました。季節性インフルエンザに対して、1つの施設では居住者と職員の全員が予防接種を受けておらず、また別の1つでは居住者全員と職員のほぼ70%が受けていました。この報告はそのような施設の居住者および医療従事者全員が予防接種を受けなければならないとしています。

オックスフォード教授は最後に、鳥インフルエンザ・ウイルスの活動度について説明しました。北半球ではこれまでの冬季と同様、鳥インフルエンザの活動が増大しています。1月28日号の『ユーロサーベイランス』誌(Eurosurveillance)はエジプトにおける鳥インフルエンザH5N1患者の分析を掲載し、死亡率が比較的低い(患者90人中27人)のは介入の速さによっているのかもしれないとしています。生き延びた患者は平均して2日以内で治療を求めましたが、死亡者は6日かかりました。

更新日: 07 February 2010
 
カンボジア:H5N1 拡大を抑止するためアヒルを処分

2月3日:メディア筋によれば、カンボジア保健当局が南部の州で報告された鳥インフルエンザ H5N1 の拡大を抑止するためアヒルの殺処分を命じています。この報告では、被害を受けた地域から5キロメートル以内で、アヒルの肉の販売と輸送にも規制が課されたことが示されています。タケオ州の Kaoh Andaet  での鳥インフルエンザの発生を受け、この措置が取られました。同地では15,000羽以上の鳥が死に、約30,000羽が発病しました。これまでの研究で、水鳥(アヒルを含む)は発症しないまま鳥インフルエンザ H5N1 ウイルスを保有していることがあることがわかっています。専門家は、こうした鳥がウイルスをその環境に放出し、ヒトや飼育されている家禽に感染させるリスクが増加することを恐れています。

2月5日更新:今回の発生は確認され、正式に国際獣疫事務局(OIE)に報告されました。

更新日: 03 February 2010
 
ミャンマー:家禽に鳥インフルエンザが発生
ヤンゴンで高病原性鳥インフルエンザ H5N1 の発生が検出されました。2,000羽以上の鶏の群のうち、数百羽が斃死し、残りの鶏は処分されました。ミャンマーで前回鳥インフルエンザが発生したのは2007年12月です。
更新日: 06 February 2010
 
タミフル耐性に関する世界保健機関の更新情報

世界保健機関(WHO)は2月5日付の Weekly Epidemiological Record (週刊疫学報告書)の中で、パンデミックが始まって以来、全世界で検出されたタミフル耐性パンデミック・インフルエンザの225症例の特徴を概説しています。85カ国以上で抗ウイルス剤の感受性を検査された残りの23,000以上の検体は依然としてタミフルに感受性がありました。全てのタミフル耐性株内も含め、リレンザ(ザナミビル)への耐性はありませんでした。

免疫システムが極めて低下している患者に耐性株の約40パーセントが発見されました。耐性株のほとんどがタミフルでの治療時に検出されしたが、11パーセントがタミフルを投与されない患者に検出され、予防としてタミフルを投与された患者の11パーセントに耐性株が発生しました。これらの症例の一部は入院患者のクラスター(集団内感染)に発生しました。少なくとも4人の患者がヒト-ヒト感染で耐性ウイルスに感染しました。

耐性株のヒト-ヒト感染のもう1つの症例は文書で証明されています。7月にベトナムのホーチミンからハノイへ列車で移動した7人の健康な成人間にヒト-ヒト感染が発生しました。

パンデミック・インフォメーション・サービスのメンバーの方は、H1N1 の抗ウイルス剤のページで詳細情報を参照してください。

更新日: 06 February 2010
 
WHOパンデミック更新86

今週のWHO更新も世界規模で一般にインフルエンザ活動が低下していることを報告しています。北半球の温暖な地域のほとんどにおいて、10月から11月にかけて流行のピークに達しました。スロバキア、ベラルーシ、ロシア連邦などのヨーロッパの2、3カ国でこの2週間のうに急性呼吸器系疾患あるいはインフルエンザ様疾患のわずかな増大が記録されましたが、インフルエンザに陽性の検体は14%だけでした。流行のピーク期には45%でした。東アジアでは活動が鈍ってきていますが、広範囲にわたるウイルスの伝播がまだみられます。インドでは全般的に活動が衰えてきており、流行のピークは12月中頃であったもようです。それにもかかわらず、特に西部で伝播が活発です。

中国ではインフルエンザの水準は季節的なレベルに落ち着きましたが、検査される全検体のうちほぼ1/3が陽性であるという事実もあって、インフルエンザのパターンが異なっているようにみえます。現在、インフルエンザのほとんどは季節性インフルエンザB(66%)です。パンデミック・インフルエンザH1N1は現在、インフルエンザ検査において34%を占めるだけになっています。これまでのところ、同地域は季節性のインフルエンザ株のほうが一般的な唯一の地域になっています。2009パンデミック・インフルエンザH1N1は出現以来、季節性の株を実質的に「押し出し」ていました。

北アフリカでは12月遅くから1月初めにかけて流行のピークに達し、現在は勢いが衰えてきているものの、ウイルスの伝播はなお広くみられます。南半球の温暖な地域ではパンデミック・インフルエンザH1N1は大きな流行とはなっていないものの、引き続き検知されています。

更新日: 05 February 2010
 
ヨーロッパでパンデミック・インフルエンザから最も影響を受けたのは小児であることを示す研究

インターネット上の『ユーロサーベイランス』誌に発表された研究 によると、ベルギー、デンマーク、ギリシャ、ヘッセン州(ドイツの1地方)、マルタ、オランダ、スウェーデン、そして6,680万人の人口を考慮に入れてスイス、といったヨーロッパ8カ国(1地域を含む)が共同出資して、あらゆる死因についてとった週間の死亡率に関するデータが分析されています。

研究者は2009年7月5日から12月20日までの期間(疫学週の第27週から第51週に一致)に観察された超過死亡の数を、対応する2006年、2007年、2008年の3年間の期間のそれらと比較しました。

その結果、2009年10月から12月までの期間に5~14才、および、0~4才の年齢層において超過死亡率に急な増加がみられました。この期間はこれら諸国で広範囲にわたるパンデミック・インフルエンザ活動が観察された期間と同時でした。5~14才の年齢層において死亡事例77の超過が記録されましたが、これはおよそ28パーセントの増加ということになります。この研究では、成人においては同じ期間内に大きな超過死亡はなかったことも明らかにされています。

この研究は、パンデミック・インフルエンザと季節性インフルエンザの死亡率を比較することが可能になるという観点から重要なものとなります。WHOは以前には、それぞれの死亡者数を比較して季節性インフルエンザとパンデミック・インフルエンザの重篤度を比較することはまぎらわしいことと報告していました。

更新日: 05 February 2010
 
ネパール: ポカラで鳥インフルエンザが確認される

報道によれば、保健当局はネパール中部の都市ポカラで鳥インフルエンザが確認されたと発表したとのことです。予備検査で鳥インフルエンザH5N1に陽性反応が示された後、さらなる検査のために英国に検体が送られています。当局は鳥インフルエンザのさらなる拡大を防ぐため、現地に緊急対策チームを派遣しています。影響を受けた地域内および周辺地域での消毒剤の散布、市内および市外での鳥の移動の停止、死んだ鳥を摂取せずに適切な方法で廃棄するための現地住民への啓もう活動など、封じ込め対策が行われています。ネパールでは2009年1月、家禽におけるH5N1の流行が初めて報告されました。

2月5日更新:検査結果は英国に送られ、鳥インフルエンザ・ウイルスH5N1に陽性と判断されました。

更新日: 04 February 2010
 
CDCが冬季五輪への渡航者向けにパンデミック・インフルエンザを防ぐための勧告を発行
米国疾病管理予防センター(CDC)は 報道発表 の中で、カナダのバンクーバーで開かれる2010年冬期オリンピックおよびパラリンピックに出席する渡航者およびスポーツファンに向けた助言を提供しています。CDCは「止まって、洗ってから行く」(“Stop, Wash and Go”)という習慣と、パンデミック・インフルエンザの拡大を防ぐために渡航前に十分に準備することを奨励しています。
更新日: 04 February 2010
 
ベトナム:クアンチ省で鳥インフルエンザが発生
メディアの報道によると、ベトナムのクアンチ省で鳥インフルエンザが発生しています。クアンチ省の Trieu Phong District、Trieu Do Commune、Giao Lien Village の Phan Vinh で、1,000羽のアヒルの群れが感染しました。地元当局によれば住民から当局に発生を知らせる際に遅れがあったため、疾病がさらに広がったもようです。当局はすぐに抑制措置を講じ、1,000羽以上のアヒルを殺処分し、8,300羽ほどに予防注射し、感染地域を消毒、地域内での取り引きを禁止しました。
更新日: 03 February 2010
 
アイルランド:パンデミック・インフルエンザ予防接種プログラムが最終フェーズに;誰もが受けられる
保健省から発表されたプレスリリースによれば、パンデミック・インフルエンザの予防接種プログラムが最終フェーズに近づき、現在、一般大衆を含む全市民に公開されています。このプログラムは3月31日に終了します。これまでは予防接種はリスクの高いグループにのみ公開されていました。無料で予防接種を提供しているHSEクリニックのほか、ホームドクターに患者に予防注射する許可を与えるなどの措置が講じられることになります。社内の保健施設でスタッフに予防注射をするよう位置づけられた大企業や組織にも、ワクチンが提供されることになるかもしれません。学校での予防接種プログラムはさらに数週間継続されます。
更新日: 03 February 2010
 
研究報告:サマーキャンプでの抑制措置によりH1N1の拡大が阻止される
2009年7月の少年のサマーキャンプで抗ウイルス戦略とともに包括的な手の衛生および表面の掃除作戦を導入した結果、パンデミック・インフルエンザH1N1の蔓延を十分に制圧できたことがわかりました。この研究は「小児および若年者の医学書庫」により実行され、合計246人が参加、うち3人がパンでミック・インフルエンザに感染していると確認されました。確定患者は隔離され、その他の人々は10日間オセルタミビルを投与され、また、毎日使う手のアルコール殺菌剤を与えられました。また、全てのキャビン、バスルーム、スポーツ施設がスプレー消毒され、殺菌剤で拭かれました。この研究は、抗ウイルス医薬品の使用とともに表面の汚染を除去し、手を殺菌することによりウイルスのさらなる蔓延をくい止めることができると結論づけました。
更新日: 03 February 2010
 
研究報告:ふつうの家庭用洗剤がH1N1に奏効
漂白剤や酢、液体洗剤などの単純な家庭用クリーング剤の中の有効成分により速やかにインフルエンザ・ウイルスを不活性化できることが「PLoS ONE」の研究により明らかになりました。また、市販のブランド物の抗ウイルス、抗菌のワイプ製品もウイルスの活動を封じたり減じたりします。ただし、成分が薄められている赤ちゃん用のおしり拭きなどの製品はあまり効果的ではありません。この研究は、資源が乏しい環境ではこうしたふつうの清掃製品を市民が使い、汚染されているかもしれない表面を消毒するとよいという結論に達しています。
更新日: 03 February 2010
 
英国:パンデミックH1N1ホットラインを閉鎖
英国保健当局が2月11日以降、ナショナル・パンデミック・インフルエンザ・サービス(NPFS)を廃止する予定です。ここ数週間、インフルエンザ様疾病(ILI's)の発生件数が顕著に低下したことから、当局はこうした変更を書簡 で内科医に知らせました。NPFS閉鎖後は、抗ウイルス薬剤は医師の処方により利用可能になります。英国にパンデミックのさらなる波が訪れたり、あるいは、インフルエンザ活動がかなり増大した場合には、当局はインフルエンザ患者の管理を支援するため、NPFSを復活させなければならないでしょう。
更新日: 03 February 2010
 
インドネシア:鶏の間で鳥インフルエンザへの感染がさらに拡大

情報筋によると、インドネシアで鳥インフルエンザH5N1のさらなる発生が報告されています。ジャンビ州ではこれまでに数百羽の鶏がH5N1ウイルスによって死んでいます。東ランプンでは、7カ所の村で1,000羽以上の鶏が突然死しました。今月初めに発生が認められたのは南ランプン州と東ジャワ州でした。1月には少なくとも4人の疑い患者が発生、1人が死亡しました。患者はリアウ州、バリ州、西ジャワ州の住民でした。鳥インフルエンザはインドネシアでは鳥において常在すると考えられています

2月2日更新:1月最終週、西ジャワ州で新たに300羽の鶏が突然死しました。鶏に簡易検査を行ったところ、インフルエンザH5N1ウイルスに感染していることが示されました。1月下旬には、鳥インフルエンザへの感染が疑われていた女性1人が東ジャカルタで死亡しました。

更新日: 28 January 2010
 
研究によりパンデミック・インフルエンザが目から感染することが判明
American Journal of Pathology の「ahead of print 版」(雑誌出版前に公表される電子版)に掲載された研究論文で、パンデミック・インフルエンザ、季節性インフルエンザ、鳥インフルエンザの細胞感染の傾向と免疫反応が比較されています。この論文では、パンデミック・インフルエンザと高病原性の鳥インフルエンザが目の結膜で感染および複製されることが明らかにされています。季節性インフルエンザではこうした事実は認められませんでした。また、パンデミック・インフルエンザ・ウイルスは気道のより深い部分でも十分に複製可能ですが、季節性インフルエンザは複製できませんでした。しかし、高病原性の鳥インフルエンザは強い免疫反応を引き起こし、パンデミック・インフルエンザよりも深刻な症状をもたらしました。この研究論文の著者は、パンデミック・インフルエンザは伝播方法に微妙な相違があり、目を通しての感染が可能であると結論づけています。
更新日: 02 February 2010
 
米国:サノフィ・パスツール社が小児用パンデミック・インフルエンザ・ワクチンを回収
報道によると、サノフィ・パスツール社が小児用のパンデミック・インフルエンザ・ワクチン6ロット、合計およそ28,000投与分を効能の問題で回収しているとのことです。同社によるワクチンの回収は今回で2回目です。同社は、安全上の問題はなく、再接種の必要はないと強調しました。影響を受けたワクチンは、保存料のチロメサールが付加されていない単回投与用注射器タイプのものです。製造時には品質管理基準を満たしていましたが、後に定期検査で問題が発見されました。
更新日: 02 February 2010
 
フランス:パンデミック予防接種センターを閉鎖
あるプレス・リリースによれば、フランス政府は1月末までにパンデミック・インフルエンザH1N1予防接種専門の1,000カ所の政府指定センターを閉鎖する予定です。2月1日からはパンデミック・ワクチンは医療施設や開業医において利用されることになります。開業医は今後、保健省の指令により自身の施設で人々に予防注射をすることができるようになります。薬局も卸売り業者に直接注文し、医師からの需要に応じることができるようになります。
更新日: 29 January 2010
 
バングラデシュ: 養鶏場でH5N1が発生
バングラデシュの Joypurhat 地区にある養鶏場で鳥インフルエンザH5N1が発生したと伝えられています。約250羽の鶏が死に、ウイルスに曝露した1000羽以上の鶏が殺処分されました。感染の原因はまだ分かっておらず、当局が状況をさらに調査しています。OIEの報告は こちら

更新2月1日: Sirajgonj 地区の養鶏場と同様、Joypurhat 地区にある第2の養鶏場でも家禽において感染が報告されました。どちらも、バングラデシュ北西部のラジシャヒ州にあります。

更新日: 21 January 2010
 
バハマ:H1N1予防接種キャンペーンが始まる
バハマ保健当局はパンデミック・インフルエンザH1N1の予防接種キャンペーン第1フェーズの開始を発表しました。当局は30,000回分を注文しましたが、優先されるのは医療従事者、妊婦、6カ月から2才までの小児、基礎疾患のある学童です。教員も優先順位の高いグループに含まれます。優先順位の高いグループ以外の人々には第2フェーズ開始時にH1N1予防接種が提供されることになります。
更新日: 01 February 2010
 
日本:第一三共の長時間作用型リレンザが承認される
日本の製薬会社第一三共が長時間作用する新型抗ウイルス薬を国内市場において発売するための申請を提出しました。パンデミック・インフルエンザに用いられた主要な抗ウイルス薬は2つあり、そのうちの1つがグラクソ・スミスクラインのリレンザでしたが、今回の薬剤(商品名「ラニナミビル」)もそれに似た吸入器で投与するタイプです。当局への申請内容によると、ラニナミビルは成人および小児用として単回投与されるものとなります。インフルエンザAならびにBの治療用として開発されましたが、パンデミック・インフルエンザH1N1と鳥インフルエンザH5N1の両方に予防効果が高いことが臨床試験で示されました。
更新日: 01 February 2010
 
ECDC週間インフルエンザ更新情報

ヨーロッパ疾病予防対策センター(ECDC)が最新の週間更新情報において、ヨーロッパの大半においてインフルエンザ活動は低レベルになったと述べています。ヨーロッパ中部のいくつかの国ではインフルエンザ活動は中程度になっています。ウイルスの伝播はほとんどが地域的、地方的であり、もはや広範囲にわたるものはみられません。インフルエンザの主要なウイルス株は依然としてパンデミック・インフルエンザH1N1ウイルスです。重症急性呼吸器感染症(SARI)の患者のかなりの減少も注目に値します。呼吸器合胞体ウイルス(RSV)の検知の報告は1月第1週にピークに達した後、ほとんどの国で減少していません。

更新日: 29 January 2010
 
シンガポールがワクチンH5N1の備蓄を計画
メディア筋によると、保健当局はおよそ100万回分の鳥インフルエンザ・ワクチンを購入する予定です。当局は鳥インフルエンザのパンデミックに備えています。近隣のインドネシアには鳥インフルエンザ・ウイルスが常在しています。ウイルスH5N1による感染症の致死率は60パーセント以上と高く、仮にウイルスがヒトカラヒトへと伝播するようになれば、制御するのが困難になります。
更新日: 29 January 2010
 
インド:西ベンガル州で鳥インフルエンザが拡大
今月初めに鳥インフルエンザH5N1の発生が確認された西ベンガル州で、さらに流行が拡大しています。どちらも Murshidabad 郡にある、Khargram 地区のさらなるいくつかの村や Burwan 地区の多くの村が影響を受けています。感染がみられた村から半径3キロメートル以内の範囲にいる家禽が全て殺処分されることになります。
更新日: 29 January 2010
 
WHO更新85

世界保健機関(WHO)が週毎のパンデミック更新情報において、パンデミック活動が後から始まった北半球の地域においてウイルスの伝播が続いていると述べています。こうした地域には北アフリカ、ヨーロッパ東部、ヨーロッパ南東部の2、3の地域、南アジア、東アジアの一部地域が含まれます。北アフリカ諸国では現在、広範囲にわたる発生がみられますが、12月から1月にかけての間に流行のピークを越えた可能性があるということを示唆する証拠があります。西アジア諸国では地域的、広域的な活動が存在しますが、レベルとしては低度か、あるいは、落ちてきています。南アジアにおける活動度は様々です。東アジア諸国では全般的に低下しています。南東部アジア諸国では低レベルの活動がみられます。

一部の地域では、他の2、3の疾患に引っ張られる現象がみられます。インフルエンザBの活動は中国で盛んです。季節性インフルエンザ・ウイルスH3N2、および、インフルエンザ・ウイルスBは、アフリカ、東アジア、東南アジアの一部の地域で低レベルな伝播がみられます。米州の若干の国では呼吸器合胞体ウイルス(RSV)による患者が増えています。こうした諸国から報告されたインフルエンザ様活動のわずかな増加は、このウイルスに起因している可能性があります。しかしながら、世界において支配的なウイルスは、依然としてパンデミック・インフルエンザH1N1です。

更新日: 29 January 2010
 
パンデミック・インフルエンザ・ワクチンの安全性をGACVSが再検討

世界保健機関(WHO)が週毎の疫学報告において、ワクチンの安全性に関する国際諮問委員会(GAVCS)第21回会議で行われた再検討の結果を公表しました。GACVSは臨床専門医や科学者から成る諮問機関(WHOからは独立)で、ワクチンの安全性に関する科学的分析を提供するために設立されました。これまで30種以上のパンデミック・インフルエンザ・ワクチンが開発され、国際社会で認可されました。また、50カ国以上の諸国がパンデミック・インフルエンザ予防接種プログラムを実行しています。今回の再検討が行われた頃までには約1億5,000万回分のワクチンが使用されていました。専門家パネルは、ワクチン関連の死亡事例やギラン・バレー症候群(GBS)、報告されたその他の副作用を考慮に入れたとしても、安全性への予想外の懸念があったという証拠はまったくないことを見出しました。そのため、2009パンデミック・インフルエンザの予防接種は安全であり、免疫低下のみられる人々であっても感染するリスクよりも利益のほうがはるかに上回ると結論しています。

更新日: 29 January 2010
 
カナダがWHOにパンデミック・インフルエンザ・ワクチン500万回分を寄付

カナダ政府は世界保健機関(WHO)のパンデミック対策を支援するため、パンデミック・インフルエンザ・ワクチン500万回分と600万ドルを同機関に寄付することを発表しました。このワクチンはカナダが注文した全ワクチンのおよそ10パーセントにあたり、他の先進諸国からの寄贈と歩調を合わせています。財政援助はカナダ国際開発庁(Canadian International Development Agency-CIDA)から提供されます。WHOはワクチンを必要とする最も感染リスクの高い諸国を認定しましたが、カナダ政府はWHOと協力し、寄贈ワクチンがこういった諸国にタイムリーに届くように計らうことになります。

カナダは今月初めには、メキシコの需要を満すため、同国へインフルエンザH1N1ワクチン500万回分を送り届けました。カナダでのインフルエンザ予防接種キャンペーンは史上最大のものとなりましたが、カナダにはまだワクチンの備蓄があり、これを管理する方策が検討されています。同国では最近、パンデミック・インフルエンザの第2波が追わったばかりです。

更新日: 29 January 2010
 
パンデミック・インフルエンザH1N1患者がタミフルによる治療の間に陽性反応を示す可能性
フランスの科学者が『新興感染症』に発表された編集者への手紙の中で、抗ウイルス剤オセルタミビル(タミフル)で治療されている患者においてパンデミック・インフルエンザ・ウイルスH1N1が検出される場合があることを報告しました。2009年4月から2009年6月いっぱいまで行われたこの研究では、当時最もパンデミック・インフルエンザから影響を受けた諸国、すなわち、メキシコ、米国、カナダ、日本へ旅行した200人以上の患者が対象となっています。インフルエンザの症状がある人々が検査を受け、その後、タミフルによる5日間の治療を開始しました。パンデミック・インフルエンザ・ウイルスの保有が確認された患者は、ウイルスが検知されなくなるまで、毎日検査されました。この結果、ウイルスが検知されなくなるまで2日間から5日間かかることが示されました。しかし、この研究ではウイルスの感染力や治療のコースの間にパンデミック・インフルエンザH1N1ウイルスが変異する要因について、さらなる問題が提起されています。
更新日: 29 January 2010
 
ベトナム:さらなる鳥インフルエンザの発生

11月に病鳥が報告され、12月にヒトにおける患者1人が死亡したディエンビエン省で、さらなる鳥インフルエンザH5N1が発生したと報告されました。今回の発生は Thanh Hung 郡と Thanh Yen 郡の農場各々1カ所でみられました。全部でおよそ800羽の鳥が死に、群れの中の他の500羽ほどが殺処分されました。当局は死んだ鳥の処分について厳しい警告を発し、また、これら2コミュニティにおいて病鳥や不健康な鳥の畜殺、輸送、取引、使用を禁止しました。当局はまた、コミュニティ内外、および、州都のディエンビエンフーで、家禽の繁殖に関する規制を強化しました。

さらにソクチャン省の農場でも、鳥において発生が報告されました。500羽の群れの中のおよそ350羽がウイルスで死に、残りは殺処分されました。ソクチャン省はベトナム南部のメコン・デルタにあります。

更新日: 29 January 2010
 
エジプト: さらに3人の鳥インフルエンザ患者

エジプトで鳥インフルエンザH5N1の患者がさらに3人確認されました。これにより2010年の患者数は4人に増えました。エジプト保健省が最近報告した患者はシャルキーア県の45才の男性です。この男性は1月23日に発病して入院、タミフルによる治療を受けています。感染した鳥と接触があったもようです。

他の2人の新規感染者はエジプトでの鳥インフルエンザ患者の多くと同様、小児でした。2人は入院して治療を受けた結果、退院しています。1人はダカリーヤ県の1才の乳児で、もう1人はアシュート県の3才の幼児でした。ヒトからヒトへ感染するまれな場合もあり、これらの小児が親戚から感染した可能性はあります。患者は病鳥と接触があったとはみられていませんが、親戚の人たちは家禽と接触があり、その後、子供と接触しました。親戚が発病したとの報告はありません。 (1月27日掲載)

1月28日更新: アシュート県の症例ではヒトからヒトへの感染の疑いがなくなりました。世界保健機関は同組織のウェブサイトで、エジプトの全ての患者は感染した鳥との接触があったと述べました。感染した鳥との接触は、ヒトが鳥インフルエンザH5N1に感染する間違いなく最も一般的な感染法です。

更新日: 27 January 2010
 
デンマーク: ブタにおける2件のパンデミック・インフルエンザの流行
デンマークは国際獣疫局(OIE)への 報告 で同国内のブタにおける2件の流行について詳しく述べました。1件目はボーンホルム島の Nylars で1900頭の養豚場から報告されました。数頭の子豚が症状を示し、検査でパンデミックH1N1ウイルスに陽性反応を示しました。この流行はすでに終わっています。もう1件の流行は Varde の Ansager の1200頭の養豚場で発生しました。

更新日: 28 January 2010
 
マスク使用と手指消毒がILI拡大を減少させるとの研究結果
Journal of Infectious diseases に掲載された 記事 で、マスクの使用と手指消毒がインフルエンザ様の疾患(ILI)の拡大抑止に役立ったことについて議論されています。この研究には、大学の寮に住む大学生の3つのグループが関与しました。1つ目のグループは手指消毒とマスク使用を実践しました。2つ目のグループはマスクのみを使用し、3つ目のグループは何も実践しませんでした。6週間の観察期間が終了した時点で、マスク使用と手指消毒の両方を実践したグループで35~51パーセントの減少が見られました。また、この研究はマスク使用のみの場合はILIの拡大を防ぐのにわずかに効果があったことが示されています。
更新日: 28 January 2010
 
ブラジルがパンデミック・インフルエンザの第2波に備える;予防接種キャンペーンを発表

ブラジル保健省は予想されるパンデミック・インフルエンザの第2派に対する国家戦略を 発表 しました。政府は全国規模のパンデミック・インフルエンザH1N1に対する予防接種キャンペーンを開始する計画を立てています。これは重症患者と死者の数を減らし、それによって医療機関に対する負担を軽くすることを目的としています。冬の季節性インフルエンザが始まる前に約6,200万人に予防接種を受けさせることが目標です。予防接種の優先グループはWHOの勧告に基づいています。しかし、生後6カ月から2才までの乳児と20才から29才までの成人の2つのグループもこれに含まれています。これは、第1波のデータを受けて決定されたもので、第1波のデータではこの2つのグループが重症患者の最も高い割合を占めたことが示されています。国家戦略のもう一つの特徴は既存資源を強化および改善させることです。

予定されている予防接種キャンペーンは4つの段階で実施される予定です。

第1段階: 3月8日~19日。医療従事者、パンデミック対応に関わる人員、村に住んでいる先住民族。

第2段階: 3月22日~4月2日。妊娠中の女性、慢性疾患を持つ人(高齢者を除く)、生後6カ月から2才の乳児。妊娠中の女性はこの段階と次の段階で予防接種が受けられる。

第3段階: 4月5日~23日。20才から29才の成人。

第4段階: 4月24日~5月7日、例年の季節性インフルエンザの予防接種キャンペーンと同時期。慢性疾患を持つ高齢者。同グループの人々は年に1度の季節性インフルエンザの予防接種も同時に受けられる。

政府はパンデミック・インフルエンザの診断研究所の数を7カ所から14カ所に増やす予定です。また、追加の1,550万回分の抗ウイルス剤と、タミフルおよびリレンザの抵抗力に対抗するザナミビル20万回分を備蓄する予定です。

新たな規定はタミフルに関して施行され、処方箋が必要になる予定です。タミフルはガソリンスタンド、公立病院、People's Pharmacy プログラムの560カ所で、無料で提供され、その他の関連する薬局では補助金付きのレートで提供される予定です。

政府はまた、予防接種キャンペーンの宣伝における活動と資源、ICUの装備、医療スタッフの訓練に投資しています。

更新日: 28 January 2010
 
香港:パンデミック・インフルエンザにより学校が閉鎖
パンデミック・インフルエンザH1N1の流行が原因で、Sham Shui Po の TWGHs Kwan Fong Kai Chi School が1月28日から1週間、学校閉鎖されています。保健省は7才から15才の4人の生徒と職員1人が発病した後に学校閉鎖を 勧告 しました。

感染した生徒の1人、11才の少女は慢性疾患を抱えており、現在、重体で入院しています。この少女はパンデミック・インフルエンザの予防接種を受けていませんでした。少女は1月20日に咳、発熱、痙攣を発症し、2日後に入院しました。他の患者は現在、容体が安定しています。

当局は学校を訪問し、感染制御措置を勧告しました。当局はまた、保護者に子どもの健康状態を観察するよう要請しています。

更新日: 28 January 2010
 
インドネシア: 鳥インフルエンザの疑い例患者が死亡
現地報道によれば、鳥インフルエンザへの感染が疑われていたジャワトゥンガ州 Karangyar に住む22才の男性が死亡したということです。この男性はジャワバラット州の Cirebon に旅行しており、同地で鳥から感染したものとみられています。男性は Karangyar に戻る前に発症し、戻る際に病院に入院しました。現地保健当局によると、男性は高熱および重篤な肺感染症の症状に苦しんだということです。男性は1月21日に病院で死亡しました。
更新日: 28 January 2010
 
セルビア:ブタにおいてインフルエンザH1N1が確認される
セルビアのラシナ郡 Varvarin 地区にある養豚場でパンデミックインフルエンザH1N1が発生したことを保健当局が報告しました。獣医による定期的な検査の間にブタ数頭がインフルエンザ様の症状を示したため、感染発生について調査が行われました。10,000頭以上の動物の群において少なくとも20頭のブタが陽性反応を示しました。感染したブタは治療され、農場は検疫措置を受けました。調査は続行されています。国際獣疫事務局(OIE)の報告はこちら。
更新日: 27 January 2010
 
米国:国内のヘルスケア企業がパンデミック・ワクチンを無料提供
米国のヘルスケアの会社、Concentra 社が、一部の救急医療施設においてパンデミックH1N1の予防接種を無料で提供しています。これまで請求してきた管理のための費用は廃止されました。予防接種を受けたいと望む人は誰でも利用できます(施設のリストはこちら)。
更新日: 27 January 2010
 
イスラエル:鳥インフルエンザの発生
イスラエルのハイファで家禽の間に高病原性鳥インフルエンザH5N1が発生しました。100羽以上の鳥が死んでいますが、影響を受けた農場には40,000羽以上の鳥がいます。農場の家禽ハウスは3つあり、感染したのはそのうちの1つだけです。農場のバイオセキュリティは高度なものを採用しており、ウイルスの感染経路は不明です。これより以前にイスラエルで鳥インフルエンザが検知されたのは2008年1月のことであり、場所は Binyamina の子供動物園でした。それ以前に家禽において発生したのは2006年でした。
更新日: 27 January 2010
 
ベトナム:2省で鳥インフルエンザが発生

1月27日更新:メディアの報道ではメコン・デルタのカマウ省でもさらなる発生がみられました。およそ3,000羽の鳥が感染しましたが、公式には確認されていません。

1月22日:報道によると、ベトナム中部のハティン省 Thach Quy 行政区で鳥インフルエンザが発生しました。感染したのはおよそ550羽のアヒルの群れで、うち、ほぼ400羽が死にました。検査の結果、鳥インフルエンザ・ウイルスH5N1が確認されました。当局は残りのアヒルを殺処分するとともに、感染のさらなる拡大を予防する処置を取りました。ベトナムでは概して冬季に鳥インフルエンザが流行しますが、最近では北部のいくつかの行政区の家禽において報告されています。

更新日: 22 January 2010
 
WHOが欧州聴聞会でパンデミックH1N1は健康への異常な挑戦と繰り返す
ヨーロッパで開かれた2009パンデミックH1N1に関する聴聞会の声明の中で、世界保健機関(WHO)がパンデミック対策および「偽」パンデミックの申し立てに関する問題について述べています。WHOは現在のパンデミックは季節性インフルエンザに比べると類型や重篤度において異なることを強調しました。WHOは国際保健規則(International Health Regulations)と緊急専門家会議(Emergency Committee)の協調により健康への挑戦を分析して備えることができたとし、諸国の協力に対して感謝し、パンデミックの伝播を制御するのに非常に役立ったとして予防接種の役割を認めました。WHOは加盟国、加盟組織に継続的な支持を求めました。
更新日: 27 January 2010
 
バルバドスがH1N1ワクチンを受領
報道によると、バルバドス保健省が2万投与分のインフルエンザH1N1ワクチン Panenza を受領したとのことです。優先度の高いハイリスク・グループに対する予防接種キャンペーンがまもなく開始されると見込まれます。このグループには妊娠中の女性、基礎疾患を抱える人、公的部門および民間部門の双方における医療従事者、ならびに空港や港、警察、防衛関係、消防部隊の現場で働く職員が含まれるとみられます。当局は、ハイリスク・グループに属する全ての人に対し、届け出をした上で接種を受けるよう求めています。
更新日: 26 January 2010
 
北朝鮮: ハンホンで強制隔離
援助団体「良い友人(Good Friends)」が伝えるところによると、北朝鮮の大都市であるハンホンの保健当局がパンデミック・インフルエンザの拡大を抑制するために厳格な措置を定めたとのことです。集合住宅の住民がインフルエンザと診断された場合、その集合住宅全体で移動規制が課される可能性があると報告されています。住民は外出を許可されておらず、外部の者は立ち入りできない場合があります。隔離期間中、隔離された住民に対する電気などの基本的な生活設備や食糧は政府によって提供されます。移動規制が課される期間、あるいは、こうした措置が他の都市でも講じられているかどうかは不明です。
更新日: 26 January 2010
 
「偽」パンデミックの申し立てを非難する声明をWHOが発表

パンデミック・インフルエンザに関する事務局長の特別顧問、福田敬二博士が1月14日に記者会見した(インフルエンザ・ニュース2010年1月15日付記事参照)ことに続き、世界保健機関(WHO)が利害の対立および「偽」パンデミックの申し立てについての声明を発表しました。この声明はパンデミック・インフルエンザに関するWHOのポリシーを繰り返し、医薬品メーカーから不当に影響されたものではなかったと明言しています。また、医薬品業界に金銭的便宜を図るために「偽」パンデミックを捏造したという申し立てに対しては激しく非難しました。こうした申し立ては科学的に間違っており、歴史的に誤っていると述べ、以下の事実を挙げています。

  • 研究者の分析によりパンデミック・インフルエンザ・ウイルスH1N1は人々の間に循環している他のインフルエンザ・ウイルスとは大いに異なることが示された。
  • ヒトからヒトへの伝染を証明する疫学的証拠がある。
  • パンデミック・インフルエンザH1N1は重篤な疾病と死を引き起こすことがありえる。
  • 集中治療室(ICU)に重い負荷がかかり、パンデミックが進むにつれ、非常に重篤な原発性ウイルス性肺炎の症状を示す患者が複数発生した。
  • パンデミックが急速に地理的に伝播した。
  • WHOは、「世界は本当のパンデミックを通り抜けつつある」と述べ、委員会は仕事の改善の助けになる合法的な再検討プロセスを歓迎するとしました。

更新日: 25 January 2010
 
インドネシア:鳥インフルエンザ疑い患者
鳥インフルエンザ・ウイルスH5N1への感染を当局から疑われた西ジャワ州 Cirebon 地区の男性がその後入院し、隔離病棟に収容されました。この41才の男性は、感染し突然死した家禽と接触したことがあり、その後、罹患してインフルエンザの症状が現われたと地元情報筋は報告しています。インドネシアでは家禽において鳥インフルエンザが常在しています。報告によると年初以来、同地域の健康な鶏100羽以上がウイルスにより死んだことが示唆されています。
更新日: 25 January 2010
 
台湾:訪問予防接種
保健当局がパンデミック・インフルエンザH1N1の予防接種を訪問により実施する計画を発表しました。疾病管理予防センター(CDC)当局は、10人以上がグループになり、2月12日からの中国の正月前に現地保健当局に連絡して予約するようにと言っています。10人に達しないグループでも認められることがあるかもしれません。このイニシアティブは予防接種率の低さに対抗するとともに、休暇の旅行シーズンの間に感染が広がるのを予防する目的を持っています。さらに、複数の報告によると、当局は台北、桃園、台中、高雄の空港において無料で予防接種サービスを提供することも発表しています。台湾では予防接種キャンペーンは11月に開始されましたが、予防接種を受けた住民は25パーセント未満に留まっています。
更新日: 25 January 2010
 
EU:条件付き製造承認の下で新しいパンデミック・ワクチンを推奨
欧州医薬品庁(EMEA)の医薬品委員会(CHMP)によるパンデミック・ワクチンと抗ウイルス剤に関する最新情報 の中で、CHMP は Arepanrix ワクチンに条件付き製造承認を与えるようにと推奨しました。EU はすでに中枢機関が許可した3つのパンデミック・ワクチン(Celvapan、Focetria、Pandemrix)を入手できるようにしており、Arepanrix は4番目のワクチンとなります。このワクチンはグラクソ・スミスクライン社製で、パンデミック期に迅速な予防接種のために緊急の手続きの下で評価されました。追加の検査が行われており、結果は2010年3月に出る予定です。この最新情報で現在試用されている3つのパンデミック・ワクチンと抗ウイルス剤のタミフルに関する情報も検討されました。CHMP は適切な保護を得るには Celvapan ワクチンの2回投与が必要という意見を維持しています。また、Pandemrix ワクチンとタミフルの利用情報に若干の変更を推奨しています。
更新日: 24 January 2010
 
WHO更新84
世界保健機関(WHO)が最新の更新において、世界のほとんどの地域においてインフルエンザの活動度は落ちているものの、北アフリカ、南アジア、ヨーロッパの一部で依然として高い強度において持続していると報告しています。ヨーロッパとアジアの若干の国では、こうした活動の減退にもかかわらず広範囲にわたって流行がみられます。また、アジア、アフリカ、ヨーロッパの少数の地域でインフルエンザ活動の増大が報告されました。また、ほとんどが中国からの報告ですが、主要なウイルス株はパンデミック・インフルエンザH1N1でありながら、季節性インフルエンザ・ウイルスBによる患者が前週と比較して増えたという報告もありました。
更新日: 22 January 2010
 
パンデミック・インフルエンザの重篤度を治療の遅れに結びつけるカナダの研究
『カナダ医学協会ジャーナル』誌に発表された研究において、重篤なパンデミック・インフルエンザ感染の発生に貢献する因子がどのようなものかについて調査されています。この研究ではカナダのマニトバ州の患者から集められたデータから、治療の遅れが疾病の重篤度と直接関連があることがわかりました。自宅で回復した人々は一般に平均して罹患日から2日後に抗ウイルス剤を使用し始めました。入院を必要とした患者は罹患日から平均で4日後にまで遅れました。また、集中治療室に収容された人々は、罹患から治療開始までに平均して6日経過していました。抗ウイルス剤は発症後48時間以内に投与された場合に最も予防効果が高いと考えられていますが、このデータもそのことを証明しています。この研究では先住民と慢性疾患の患者において重篤な感染となるという関係も明らかにされました。国民のうち先住民の割合が大きいほど重篤な感染の発生も多くなっています。このことはオーストラリアとニュージーランドの先住民について報告された事実と一致しています。一般の人々と比較して症状が重篤になるリスクがより高いと言えます。
更新日: 22 January 2010
 
台湾:家禽において低病原性鳥インフルエンザ
台湾チャンフア県 Fang-Yuan 郡にある養鶏場で、鳥インフルエンザH5N2により1,900羽以上の鳥が死んだと報告されました。今回感染した鳥の群れはインフルエンザではない他の疾病にも同時に感染していました。当局は消毒を実施し、鳥の移動を制限しています。現在、半径1キロメートル以内の養鶏場は監視下に置かれています。今回の流行について国際獣疫事務局(OIE)の報告では「進行中で未解決」とされています。
更新日: 22 January 2010
 
オックスフォード教授の状況説明: 1月20日

ビジネスへのリスクは持続: オックスフォード教授は以前にも述べていたように、パンデミック・インフルエンザH1N1が高齢層をより効果的に感染させるように適応することを十分に予想しています。これまでのところ、若年層が最も影響を受けており、65才以上の人々は何らかの基本的な免疫を持っていると考えられています。ウイルスは感染させる新たな人々を「探す」ため、高齢者も同様に適合するようになるとみられます。このことは高齢者だけではなく、まだ感染していない40~60才の年齢層にも当てはまることを意味しています。ほとんどの企業の管理職がこの年齢層に入っています。オックスフォード教授は、ほとんどの評価がすでにパンデミック・インフルエンザに感染したのは5人に1人だと述べており、依然として人口の80%が感染する可能性があると指摘しています。(予防接種を受けている場合を除く)

迅速検査の有効性: オックスフォード教授は最近 JAMAに掲載された研究報告 について述べ、パンデミック・インフルエンザの検出における迅速検査の実用性が限られていることを取り上げました。この研究報告で、実際にインフルエンザに感染していた患者の半分未満が迅速検査を受けた際に陽性反応を示したことが分かりました。これによって、迅速検査での「陰性」反応は患者がインフルエンザに感染していないことを意味しないことが示されています。診断と治療はこうした迅速検査よりも症状と状況によって決めるべきです。迅速検査でインフルエンザに陽性反応が示された場合は、正確な結果が出た可能性が高いと言えます。

改善分野: 教授はパンデミック・インフルエンザH1N1の起源の哺乳類について明らかにしたThe Journal of Emerging Infectious Diseases に掲載された記事について論じました。研究者らは、ウイルスは動物の間で17年前に初めに出現した可能性があることを発見しました。オックスフォード教授は、理想的には、新たな動物ウイルスはヒトにおける健康を保護するのを助けるためにより早く検出すべきだと述べています。教授は、獣医学とその他の保健科学の分野の協力体制を高め、改善する必要があると指摘しました。教授はまた、今回の中等度のパンデミックによってさえ、一部地域の医療サービスは限界を超えたという事実について論じた 別の記事 を取り上げました。このことは別のより重篤な疾病の流行に備えるため、これらのシステムを強化する必要性を強調しています。

WHOがまもなくワクチン組成を評価: オックスフォード教授は、WHOが2010年2月に年に2回のワクチン会議を開くことを取り上げました。WHOの会議は、「新たな」あるいは異なる種類のインフルエンザが循環しているかどうか、世界各地から集めたデータを考察する予定です。教授は、インフルエンザウイルスは生来極めて変わりやすいため、少なくとも1種類は発見されると考えています。問題は、その種類がワクチンの組成変更のきっかけとするのに十分なほど大きく異なるかどうか、あるいは既存のワクチンが引き続き保護を与えると予想されるかどうかということになるとみられます。

更新日: 21 January 2010
 
日本: ブタがパンデミック・インフルエンザに感染
日本の当局は国際獣疫局(OIE)への 報告 で、山形県庄内地方の養豚場のブタがパンデミック・インフルエンザH1N1に感染したと述べました。この養豚場の2,400頭のブタの約160頭が症状を示し、その後、パンデミック・インフルエンザの検査で陽性反応を示しました。養豚場の作業員が最近感染しており、そのウイルスがブタに伝播した可能性があります。
更新日: 21 January 2010
 
フランス: 鳥からパンデミック・インフルエンザが検出
フランス当局は国際獣疫局(OIE)への 報告 で、ブルターニュ地方の Cotes-d'Armor にある農場の七面鳥がパンデミック・インフルエンザH1N1に感染したと述べました。作業員が1月11日に産卵数の減少(鳥における唯一の臨床症状)に気付きました。鳥が回復してから1週間後まで、この農場の鳥の移動は制限されています。死んだ鳥や殺処分された鳥はありません。家禽は他の動物と同様に他の国でもパンデミックウイルスに感染しています。鳥、ブタ、ヒト、またはほかの動物が一度に2種類のインフルエンザに重感染した場合、パンデミックウイルスがほかのインフルエンザウイルスと交わるおそれがあると引き続き懸念されています。こうした相互作用は予測不可能な影響を与える新種のウイルスをもたらす可能性があります。
更新日: 21 January 2010
 
香港: CHPがパンデミック・インフルエンザ・ワクチンと有害事象の申し立てを調査

衛生防護中心(CHP)はパンデミック予防接種キャンペーンを開始した際、監視システムを設けました。このシステムは予防接種後の有害事象(副作用)の記録を取っています。CHPはワクチンと報告された副作用の因果関係があるかどうか確定するため、ケースバイケースで事象を調査しています。

CHPは予防接種を受けた37才の妊娠中の女性の子宮内死に関するケースを調査しました。この女性は基礎疾患を抱えており、薬剤投与を受けていました。この件に関する 報道発表 で、CHPはこの女性が12月下旬に予防接種を受けたと述べています。胎児の死亡は20日後に確認されました。当局はこの件と女性の予防接種を繋ぐ証拠を見つけていません。CHPの報告は、「世界保健機関によれば、これまでの研究では妊娠あるいは発生中の胚、胎児に対するH1N1ワクチンの有害性は示されていない」と述べています。妊娠中の女性はインフルエンザに感染した場合、死に至ることもある合併症を発症するリスクが高く、パンデミックH1N1の死者の中で過度に高い割合を占めています。世界各地の公共保健当局は一般に、予防接種の利点はリスクをはるかに上回るということに同意しています。また、これまでに実証されたリスクはありません。

更新日: 21 January 2010
 
研究報告: 英国の小児は当初考えられていたよりもパンデミック・インフルエンザのリスクが高い
英国の健康保護局(HPA)の専門家と科学者による研究で、イングランドの最も感染の影響を受けた地域の3人に1人が最初のパンデミックの波の期間中にインフルエンザH5N1に感染していたことが分かりました。この研究結果は、臨床観察の当初の推定よりも10倍高い数字だと注記しています。また、Lancet 誌に掲載されたこの 研究 は、小児は感染のリスクがより高いため、インフルエンザの伝播に重要な役割を果たしているということも示しています。小児は自身の保護のため、および地域社会の保護のために予防接種の主要なターゲット・グループに特定されました。
更新日: 21 January 2010
 
研究によってH1N1に感染したブタの豚肉は食べても安全であることが判明

米国農務省(USDA)は、パンデミック・インフルエンザH1N1に感染したブタの豚肉は食べても安全であることを確認する研究結果の プレスリリース を出しました。研究者らはブタにパンデミック・インフルエンザH1N1の予防接種を受けさせ、インフルエンザ様の疾患の兆候を毎日観察しました。実験の3日目、5日目、7日目にブタは安楽死させ、組織サンプル(重要臓器のサンプルを含む)のウイルス検査を行いました。その結果、ブタが上気道疾患の症状を示していた場合でも、インフルエンザH1N1はブタのその他の部位に拡大していなかったことが分かりました。この研究結果は世界保健機関の勧告を裏付けており、過去に感染した(そして回復した)ブタの豚肉は、基本的な食品安全および衛生対策を実践した場合、食べたり取り扱ったりしても安全であることを示しています。PLoS ONE の研究報告は こちら

更新日: 21 January 2010
 
エジプト:鳥インフルエンザH5N1のさらなる患者
エジプト当局は1月6日、インフルエンザ様症状を示した20才の女性が、2003年以降数百万羽の家禽と数百人の人々を殺害したウイルス、鳥インフルエンザ・ウイルスH5N1に感染していたことを報告しました。ベニスエフ県に住むこの患者は11月15日に入院したという記録があります。しかし、その詳細はほぼ不明で、診断は発表されておらず、入院後、退院したのかどうかもはっきりとはしていません。家族によると、この女性は鳥インフルエンザ罹患前に、病気で死んだ家禽と接触があったもようです。今回の女性はエジプトで2010年に初めて出た患者です。同国では鳥インフルエンザの患者は合計で91人、2009年には39人が報告されました。エジプトでは昨年、他のどの国よりも多くの患者が発生しました。
更新日: 20 January 2010
 
ヨーロッパの国々でまたもパンデミック・ワクチンの発注キャンセル

報道によると、ギリシャ、イタリア、ベルギーでもパンデミック・ワクチンの発注を削減することになったとのことです。イタリアは当初の発注量の半分、ベルギーは3分の1に発注を減らしています。ギリシャは当初の発注から約800万回分をキャンセルしたと報告されています。予防接種に対する一般市民の関心が薄れていることがキャンセルの原因と考えられています。

更新1月20日:ノルウェーはサプライヤーの会社と合意し、その後、注文したワクチンのおよそ30パーセントをキャンセルしました。

更新日: 19 January 2010
 
ナイジェリアで初の死者が報じられる
報道によると、ラゴスに住む38才の女性が死亡したとのことですが、ナイジェリアにおけるパンデミック・インフルエンザH1N1による死亡例はこれが初めてです。この女性は6週間前に発症したもようです。女性はパンデミック・ウィルスに陽性反応を示したことがわかっており、病院で死亡しました。
更新日: 19 January 2010
 
ECDC:ヨーロッパでのパンデミックH1N1流行に関する更新情報
ヨーロッパ疾病予防対策センター(ECDC)が最新の週間更新において、インフルエンザ様疾患(ILI)の活量は低まり、ヨーロッパ諸国のほとんどにおいて国内に限局されていると述べています。唯一の例外はポーランドです。インフルエンザ活量は高く、さらに増加しそうです(ただし、現時点では伝播は局地的に限られています)。ILIがわずかながら増加していることに注意したい諸国は、オーストリア、ブルガリア、ハンガリー、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルーマニアです。しかし、これらの諸国でもインフルエンザ活量は増大しつつもベースライン・レベル以内に収まっています。全体として、全インフルエンザの圧倒的多数はパンデミック・インフルエンザH1N1に起因するものとなっています。
更新日: 18 January 2010
 
ウイルスH5N1への感染における渡り鳥の役割の研究
アジア新興感染症研究協力会議(Asian Partnership on Emerging Infectious Diseases Research)の専門家が鳥インフルエンザ・ウイルスH5N1の伝播に果す渡り鳥の役割を明らかにしました。この研究は青海・チベット地域にある渡り鳥のルート沿いで行われました。科学者はこの移動経路沿いで鳥インフルエンザH5N1の発生を注意深く観察し、鳥が渡るのと同時同所で家禽における発生がしばしばあることをつかみました。水鳥などの渡り鳥の群れは鳥インフルエンザ・ウイルスを保有しており、病気になることなくウイルスを伝播することができます。家禽における疾病の発生を低減させるため、飼育されている家禽と野生の渡り鳥との接触を防ぎ、監視活動を強化することを専門家は提案しています。
更新日: 18 January 2010
 
米国で豚インフルエンザ H3N2 が報告される
メディアの報道によると、アイオワ州で少年から別の豚インフルエンザ・ウイルスが検出されたとのことです。この少年の年齢はわかっていませんが、2009年9月に豚インフルエンザの亜型 H3N2 を発病したと報じられています。検出されたウイルスは季節性インフルエンザ H3N2 やパンデミック・インフルエンザ H1N1 とは別のもので、当局は「このウイルスが行き詰まりを迎えたことはほぼ確実」と考えています。少年が豚と接触したとは思われないため、感染経路は不明です。少年は入院を必要とせず、完全に回復しています。
更新日: 16 January 2010
 
米国:新たな推定患者数(予防接種統計)

パンデミック・インフルエンザ感染者数について米国疾病管理予防センター(CDC)が更新された見積りを発表しました。推定尺度の中央値において米国でおよそ5,500万人の人々が罹患、11,000人以上の患者が死亡したとされています。これは12月に報告された推定患者4,700万人/死者9,800人という数から増加しています。

パンデミック・ワクチンは患者数が急増して国民の需要も急増した2009年10月、11月には備蓄が不足していましたが、現在は広く利用できます。ただし、公共の関心は薄れています。 また別のCDCの報告では、予防接種を受けている米国人は5人に1人だけと言われており、合併症と重症化のリスクがあると考えられている成人のほぼ全員(90%)が予防接種を受けていません。おそらく変異したウイルスによるさらなるパンデミックの波は米国などでありえるため、当局は人々に予防接種を受けるよう強く訴えています。

更新日: 15 January 2010
 
WHO更新83

WHOはパンデミックについての概要を毎週報告する最新の更新において、パンデミック・インフルエンザへの感染が最も頻繁に起きている地域は北アフリカ、南アジア、および、東部と南東部のヨーロッパであると述べています。限られた情報しか利用できませんが、北アフリカと、西アジアの若干の国においてウイルスは活動を続けています。ただし、数カ国においてはすでに流行のピークを越えているかもしれません。インフルエンザの患者はほぼ全員が季節性のものでなく、パンデミック・ウイルスによると考えられています。ヨーロッパと東アジアでは、活動は衰えてきてはいるものの、地理的に広範囲にわたって続いています。

更新日: 15 January 2010
 
パンデミックは本当だったのかとWHOが批判される

世界保健機関(WHO)がH1N1の状況について、「本当の」パンデミックであったのかどうかという批評家から疑問を投げかけられています。パンデミック・インフルエンザに関する特別顧問、福田敬二博士は報道関係者への説明会で、本当のパンデミックであったのか、WHOはパンデミックの定義を変えたのか、WHOは状況を強調しすぎたのではないか、医薬品メーカーから影響を受けたのではないかといった問題について答えています。

同博士は、疾病の類型、ウイルスの伝播、ヒトの感染の観点からパンデミックと規定する基準を満たしたのだから、今回のものは本物のパンデミックであると断言しました。博士はさらに、WHOのパンデミックの定義は10年以上前に作られたものながら、2009年の状況に合わせるように変えられてはおらず、更新されただけである、パンデミックとは世界全体における疾病の流行という中心的な考えは変わっていないとしました。WHOは歴史的に、そして、意図的に、パンデミックの重篤度についての論議はこれまで避けてきました。というのも、重篤度はパンデミックの病原によって大いに異なるものになるからです。同博士はWHOがパンデミックを「強調しすぎたか」どうかという問題にからめて重篤度について述べ、WHOのストラテジーは最悪に備え、最善を望むことであるとしました。こうした方策は新興の疾病に直面した不確実な状況において有効であり、また、保健当局が従来から採用してきた方法でもあるとしました。

WHOは国際保健規則(IHR)を順守し、対応対策について評価を行うことになります。福田博士は、パンデミックはさらに進行中であることに注意を促し、今回のパンデミックを偽物と呼ぶのは「間違っており、無責任」であり、重症化した人々や死者に対して失礼であると述べました。

更新日: 15 January 2010
 
インド:西ベンガル州の家禽の間に鳥インフルエンザが発生

インド獣疫当局は西ベンガル州のムルシダーバード地区のバックヤードの家禽において鳥インフルエンザH5が発生したことを確認しました。鳥はインフルエンザH5の陽性反応を示していますが、2003年以降数百万羽もの鳥と数百人の人々を殺害したウイルスH5N1であるかどうかは確定されていません。西ベンガル当局は国の鳥インフルエンザのための行動計画に規定された制圧措置をすぐさま取るよう指示されています。感染現場の消毒や家禽の移動の制限、半径10キロメートル以内の家禽市場の閉鎖、半径3キロメートル以内の全ての鳥の殺処分などがこの措置に含まれます。

インドの家禽において鳥インフルエンザが報告されたのは2009年5月以来のことです。

更新日: 15 January 2010
 
マリ:政府が最初のパンデミック・インフルエンザ患者を報告
マリの保健相は、首都バマコで6人がパンデミック・インフルエンザH1N1に感染したことが研究所によって確認されたと述べました。アフリカのほとんどの国にパンデミックウイルスが到達しているとみられていますが、診断や監視の能力が一部で欠乏しており、患者はまだ確認されていませんでした。マリにおける最近の患者は、米国内の国際研究機関で確認されました。マリの保健当局は、国はインフルエンザの医薬品を備蓄しており、患者をタミフルで治療していると述べています。
更新日: 14 January 2010
 
イタリア:ブタがパンデミック・インフルエンザに感染
12月上旬、シチリアのパレルモ地区の家畜のブタの2頭が病気になりました。この施設の13頭の全てのブタが検査を受けたところ、9頭がパンデミック・インフルエンザH1N1に感染していました。ブタは全て回復しており、当局は12月22日にこの感染について公表しました。
更新日: 14 January 2010
 
中国:パンデミック・インフルエンザ・ワクチンの5回目の発注
Sinovac Laboratories は1月13日、H1N1ワクチンのPANFLU.1の5回目の発注を中国の工業情報化部から受けたと報告しました。同社はすでに1千万回分のワクチンを中国政府に提供しています。今回の新たな注文は Sinovac 社に857万回分を求めています。3月15日までにおよそ200万回分が納品される見込みです。残りの注文分は Sinovac 社の倉庫施設で政府によって備蓄される予定です。高まるワクチンの需要を満たすため、Sinovac 社はインフルエンザワクチンの生産ラインを拡大し、年間生産量を約60パーセント増加させています。
更新日: 14 January 2010
 
インドネシア:家禽における2件の鳥インフルエンザ感染
報道によれば、インドネシアで2件の鳥インフルエンザ感染が発生したということです。1件目の感染は南ランプンの Ketapang 地区 Sripendowo 村で発生しました。同地区では家禽の販売を含む商業取引が盛んです。この感染で45羽以上の鳥が死んでいます。一部の報告は、ランプン州で2010年の年初以降、鳥インフルエンザの感染が起きたのはこれが3度目だと述べています。

2件目の感染は東ジャワ州 Pamekasan の Sub Pademawu の Pademawu 村で発生しました。約100羽の鶏が死に、迅速診断で陽性反応が示されたと言われています。現地当局は死んだ家禽を埋め、同地区を消毒し、地域の鳥のためにH5N1ワクチンを配布したと伝えられています。

更新日: 14 January 2010
 
抗ウイルス剤ペラミビル、販売と製造が日本で認可、メキシコが輸入
BioCryst Pharmaceuticals Inc の製品であるペラミビルは開発中の抗ウイルス剤です。この薬剤は、パンデミックH1N1を含むさまざまなインフルエンザの治療で、静脈内に投与して使用されます。よく使われている抗ウイルス剤のタミフルやリレンザのように、これもノイラミニダーゼ阻害剤です(これらの医薬品に関する詳細情報は本サイトの抗ウイルス剤のページを参照してください)。ペラミビルは、2009年10月に制定された緊急時使用許可に基づいて、米国で一部の患者に使用されています。現在、BioCrysts の日本のパートナーである塩野義製薬が日本国内での製造販売の認可を取得しています。同様に、メキシコの連邦衛生リスク管理委員会(COFEPRIS)は、パンデミック・インフルエンザ患者に使用するためにこの薬剤の輸入を承認しています。
更新日: 14 January 2010
 
オックスフォード教授の状況説明: 1月12日

H1N1の適者生存- オックスフォード教授は、世界保健機関(WHO)やヨーロッパ疾病対策予防センター(ECDC)を含むさまざまなH1N1の調査報告を再調査しました。オックスフォード教授は、世界各地のインフルエンザ調査の観察は循環中のインフルエンザウイルスのタイプの分かりやすい兆候を知らせ、H1N1が依然として支配的な株である現在の証拠を与えると述べました。ほかの季節性インフルエンザ株は「締め出されて」います。たとえば、ECDCは検知されたウイルスの99パーセント以上がパンデミックH1N1株であると報告しています。

65才以上の人々に関するH1N1とコメント - パンデミックに関して初期に考えられていた、65才以上の人々がパンデミックH1N1に対する多少の免疫を持っているのではないかとの考えについて論じました。オックスフォード教授は引き続きこの考えを支持していますが、65才以上の人々が感染した際、重症化(あるいは合併症を発症)する可能性は若年層よりも高い可能性があることを認めています。英国からの情報によれば、集中治療室(ICU)で処置を受けた人々の約4分の1が65才以上だったということです。教授は、65才以上の人々はパンデミック・インフルエンザH1N1の予防接種を受けるのが「賢明」だと述べています。さらに教授は、さまざまなメディアがパンデミックウイルスは「軽症」だと伝えているとはいえ、このパンデミックによって多数の人々が死亡していることを指摘しています。英国政府の主任医療政務官、リーアム・ドナルドソン卿は、「我々21世紀の人間はワクチンで予防可能な疾患によって死ぬ必要はない」と言及しました。

H1N1ワクチンの製造会社を称賛- 一部の国の政府がH1N1ワクチンを過剰購入し、余剰分のワクチンをキャンセルあるいは寄付していますが、オックスフォード教授は政府のパンデミック対策を称賛しています。教授は、パンデミック・ワクチンを市場に出すための研究、開発、製造に関わる努力に関する製造会社の素早い応答時間は称賛に値すると強調しました。

短期間の学校閉鎖に関する研究- オックスフォード教授はピッツバーグ大学が行った研究について論じました。執筆者は米国の調査データに基づく学校閉鎖の数学モデリングを考察しました。この研究で、パンデミック・インフルエンザの伝播を大きく減少させるためには、学校は少なくとも8週間閉鎖する必要があった可能性があるが分かりました。この新たな証拠は、感染拡大を減らすにあたって、パンデミックが発生して直ちに学校を閉鎖するより(あるいはこれに加えて)、学校閉鎖の持続はより良い結果をもたらす可能性があると指摘しています。この論文は Public Health Management and Practice に掲載されています。

更新日: 14 January 2010
 
香港:ノルウェーでの変異に似たさらなる2事例
健康保護局が定期的な検査室調査プログラムにおいて、2009年にノルウェーで報告されたものと類似したパンデミックH1N1ウイルス株における変異の事例2つを発見しました。このウイルスの検体は2人の女性から採取されたものですが、うち1人は2009年12月2日に発症した53才の女性で、現在入院中ながら安定した容態にあります。もう1人の59才の女性は2009年12月19日に Kwong Wah 病院で亡くなりました。同国では、こうした変異の事例がこれまでに合計で9例確認されています。世界保健機関(WHO)によれば、こうした突然変異は世界のほぼ20カ国で分離されたウイルス株において見つかっているものの、タミフルおよびリレンザが有効であり、現在のところ、公衆衛生上の大きな問題を引き起こすようには見えないとのことです。
更新日: 13 January 2010
 
エジプトが入国時のパンデミック・インフルエンザ検査を取りやめ
メディアの報道によると、エジプト保健省は同国入国時に空港などで実施される義務的なH1N1検査を中止することに決めました。こうした措置は、これまでに検査によって隔離された人々が全員、軽度の症状しか示さず、また、同国ではすでにパンデミックのピークを過ぎたとみられるという保健省の観察に基づいています。なお、これまでに国内で合計14,087人の人々が感染し、195人が死亡したことが確認されています。
更新日: 13 January 2010
 
デンマーク: ブタからパンデミック・インフルエンザが検出される
デンマーク食品獣医局(DFVA)は1月8日、デンマークのジーランド島でブタにおいてパンデミック・インフルエンザH1N1の感染例2例が発生したと報告しました。最初の感染は、リングステッド市 Jystrup の農場で発生しました。同農場の子豚3,200頭が感染の可能性があると類別されています。死んだブタは報告されていません。

2件目の例は Tollose のホルベック市にある農場で報告されました。感染した750頭の成熟した雌豚、250頭の豚、2,400頭の子豚のうち、3頭が死にました。当局は、感染症状が消失するまで1週間は感染が発生した農場からの動物の移動を制限しています。当局は、国際獣疫事務局へ週報を提出する予定ですが、その中で2件の感染は共に「進行中でまだ解決されていない」と記録されています。

更新日: 12 January 2010
 
ロサンゼルス:ロサンゼルス国際空港がターミナルでパンデミック・インフルエンザ予防接種を提供

ロサンゼルス国際空港が Flu*Ease 社と提携し、ほとんどのターミナルで2009パンデミック・インフルエンザH1N1の予防注射を提供しています。渡航者は Flu*Ease が設置した予防接種ステーションで料金を払えばターミナルで予防接種を受けることができます。同ステーションは乗客のセキュリティ・スクリーニング・ポイントを越えた所に位置しており、週7日間オープンしています。注射を管理するのは看護師ですから、渡航者は医院や保健センターに行かなくても簡単にワクチンの投与を受けることができます。ステーションはインフルエンザの流行期の間ずっとオープンされます。

また、Reliant Immediate Care 社もロサンゼルス空港警察署隣でパンデミック・インフルエンザの予防接種やその他の予防接種を提供しています。こちらのセンターも週7日24時間態勢で、医療センターと航空会社ターミナル間の輸送も提供しています。

更新日: 11 January 2010
 
オーストラリア:国内初のタミフル耐性事例の研究

『オーストラリア医学ジャーナル』誌(Medical Journal of Australia)に、2009年9月に発生した国内初のパンデミック・インフルエンザH1N1タミフル耐性の既知の事例についての研究が発表されています。患者は若い成人男性で、腎臓移植を経て免疫抑制剤の投与を受けていました。当初の10日間はパンデミック感染者に対するタミフルによる通常の治療を受けましたが、この治療が終わった数日後、再びインフルエンザの症状が現われました。検査の結果は当時パンデミック・インフルエンザのタミフル耐性株を保有していることを示しました。こうした経緯からタミフル耐性は患者の体内で発達したもようです。これは免疫抑制されている患者で他の人々より一般的にみられることです。

オーストラリア保健老化省は以前に、28才の男性における、同じ突然変異がみられたオセルタミビル耐性株の事例を報告しました。

更新日: 11 January 2010
 
タイ:パンデミック・インフルエンザH1N1の予防接種を開始
タイで1月11日からパンデミック予防接種キャンペーンが開始されました。予防接種の優先順位が高い5グループは、医療従事者、妊娠3期目以降の妊婦、肥満症の人々、障害者、慢性症状のある人々です。予防接種は国内125カ所以上の病院で現在行われています。公立病院は無料ですが、私立病院は妊婦対象の予防接種しかしておらず、また、サービス税を課しています。今回のキャンペーンは3月までで終わりますが、妊婦対象は5月まで続けられます。
更新日: 11 January 2010
 
アフガニスタン:パンデミック・ワクチンがまもなく到着予定
アフガニスタンはWHO管理の寄贈備蓄から、および、トルコから、パンデミック・ワクチンを受け取るのを待っています。アフガニスタン保健当局は、第1回バッチは今週到着する見込みだとしています。トルコから100,000回分、WHOから500,000回分が到着することになっています。アフガニスタンは結局、WHO備蓄から合計ほぼ300万回分を受け取る見込みです。
更新日: 11 January 2010
 
インドネシア:鳥インフルエンザ疑い患者がさらに1人
インドネシアで鳥インフルエンザ疑い患者がさらに1人発生したとメディアで報告されました。これにより、1月の合計患者数は3人となりました。今回報告されたのはリアウ州の州都プカンバルーに住む17才の患者です。発熱、下痢、呼吸困難の症状が出て入院しました。報告によると、このティーンエイジャーは検査の結果、鳥インフルエンザH5N1の陽性反応を示しました。ただし、世界保健機関(WHO)もインドネシア保健省も、この報告を確認していません。この患者は発症前に家禽と接触があったようにはみえないため、感染経路は不明です。
更新日: 11 January 2010
 
北朝鮮:パンデミック・インフルエンザが流行レベル
援助機関、Good Friends の報告では平壌でインフルエンザが流行レベルにあるということです。保育施設と幼稚園は閉鎖され、どうやら数人の小児がインフルエンザで死亡しているようです。韓国がおそらくタミフルと思われる薬剤をいくらか寄贈しています。しかしそれは北朝鮮の特に平壌以外の地域の需要に十分応える量ではないと言われています。インフルエンザは急速に各地方に広がっていると言われています。同援助機関は「H1N1 による死者は、インフルエンザに対応するための全ての医療機器およびリソースが利用できる韓国や他の先進国と比べ、非常に高くなるだろう。」と予想しています。
更新日: 10 January 2010
 
インドネシア:バリ島で鳥インフルエンザの疑い患者
現地情報源によると、65才の女性が鳥インフルエンザの最新の患者だということです。この女性は1月2日に発病し、6日に入院しました。女性は自宅で鶏を飼っており、そのうちの何羽かが突然死しました。死んだ鶏を検査したところ、鳥インフルエンザ H5N1 に陽性反応を示したと言われています。この女性で1月になってから報道で明らかになった疑い患者として2人目になります。インドネシアの方針では患者が発生してすぐに WHO に報告するのではなく、総計で報告するため、保健省による確認はおそらく遅れると思われます。
更新日: 09 January 2010
 
南北アメリカでインフルエンザの活動が減少
全米保健機構 (PAHO) は1月5日のパンデミック・インフルエンザ報告書 の中で、全米とカリブ地方で急性呼吸器疾患(ARI)が減少したことに言及しています。インフルエンザの活動は特にほとんど12月の最終週に広がっていると報告されました。インフルエンザ様疾病(ILI)に関する相談の割合と入院の減少はメキシコ、カナダ、米国で注目されました。カリブ海諸国の統計では ARI に横ばいあるいは減少傾向が見られます。インフルエンザの流行の強度と医療機関に対する影響は中程度から低度だと報告されました。同じような傾向は南米と中米でも注目されています。しかし、パンデミック・インフルエンザ H1N1 は報告されているインフルエンザの症例の中で、依然として主流のウイルスです。
更新日: 09 January 2010
 
WHO:南半球夏のインフルエンザ・パンデミックは重い感染地域はない見込み
世界保健機関(WHO)は、冬季にパンデミックの大流行があった地域では夏の発生はそれほどでもなくなる可能性があることを示唆しました。明確な季節区分がある国では、インフルエンザの発生は夏にはとても珍しいことです。インフルエンザの流行期は国ごとの冬季の期間に一致します。しかし、今回のパンデミック・ウイルスは出現以来、多くの国において夏でも普通でない流行を引き起こしました。重要なことは、すでに大きくて強い冬の波に耐えた南半球の諸国では、現時点で重大な発生はみられないことです。(南半球では現在夏季になっています。冬は6月から8月の期間です。)夏季に感染の発生がないことは、その国民に十分な免疫ができていることを示唆しています。しかし、これらの諸国でも冬になるとまた、インフルエンザ流行期に再びパンデミック・インフルエンザH1N1の活動が現われることになります。
更新日: 08 January 2010
 
モンゴル:パンデミック・ワクチンの初回バッチをWHOから受け取る
モンゴル保健省が1月7日、世界保健機関(WHO)から寄贈されたパンデミック・インフルエンザ・ワクチンが到着したことを確認しました.モンゴルに届けられたのはグラクソ・スミスクライン(GSK)社製の100,000回分のワクチンで、WHO寄贈のワクチンを約束された少なくとも90カ国のうちの第1番目の国になりました。また、抗ウイルス剤オセルタミビル(タミフル)20,000回分もモンゴル保健省に手渡されました。このワクチンはまもなく始まると期待される第1次予防接種キャンペーンにおいて優先順位の高い人々に接種されることになります。
更新日: 08 January 2010
 
七面鳥においてパンデミック・ウイルス
カリフォルニア保健当局は同州の1農場の七面鳥においてパンデミック・ウイルスへの感染が発生したことを確認しました。卵の生産量が著しく減少し、検査したところ鳥が感染していることが判明しました。この検査は動物衛生食品安全研究所(CAHFS)によって行われました。感染した鳥は他の症状はまったく示していません。鳥は農場主が自主的に隔離処分し、全国獣医サービス・ラボラトリーズ(NVSL)がさらなる確証のための検査を行っています。
更新日: 08 January 2010
 
パナマ:パンデミックH1N1の第1段階の予防接種が開始
パナマの保健当局は1月6日、パンデミック・インフルエンザH1N1の第1段階の予防接種を開始 しました。今回の予防接種キャンペーンの優先グループには妊娠中の女性、医療従事者、先住民族グループ、基礎疾患を抱える人々が含まれています。今回は約10万回分のワクチンが投与される見込みです。次回は3月に実施される見通しで、当局は5才以下の小児と60才以上の高齢者を対象とする計画を立てています。
更新日: 07 January 2010
 
インド:ルディアーナでパンデミック・インフルエンザ患者が増加
パンジャブ州の都市、ルディアーナでパンデミック・インフルエンザ患者の増加が報告されています。報道によれば、12月上旬から患者数が増加しているため、公立および私立の両医療機関に負担がかかっているということです。現地の医師は最近、パンデミックに対応するため、州立医療施設のための人工呼吸器など、より多くの設備を早急に供給するよう保健省に訴えています。また、この報道は、重症患者の管理に必要不可欠な適切な設備の供給が不十分な公立病院もあると思われると伝えています。住民の大部分は公立医療機関に依存しています。
更新日: 07 January 2010
 
インドネシア:鳥インフルエンザに感染したとみられる幼児が回復

インドネシアのメディアは1月4日、鳥インフルエンザH5N1に感染したとみられているリアウ州の Bongkal Malang 村に住む4歳の女児が回復の兆候を示していると報じました。しかし、女児はまだ入院中で、リアウ州の州都プカンバルーの Arifin Achmad Hospital で治療を受けています。また、血液サンプルが送られたと伝えられていますが、インドネシア保健省による診断の確認には数カ月かかる可能性があります。 2009年12月下旬、インドネシア保健省は2009年中に20人が鳥インフルエンザH5N1に感染し、感染者の中で生存しているのは1人だけだと報告しました。

更新日: 07 January 2010
 
ベトナム:カマウ省で鳥インフルエンザ
2010年1月5日の国内メディアの報道によれば、ベトナム最南部のカマウ省で鳥インフルエンザH5N1が再度確認されています。今回の発生は2009年12月31日にも Tran Van Thoi 地区の養鶏場で発見されていました。この養鶏場では95羽の鶏が飼われていましたが、死んだ鳥のほとんどから鳥インフルエンザ・ウイルスH5N1への陽性反応が出ました。さらに、死をもたらす疾病の伝播を防止するため、全ての鳥が殺処分されたと報告されました。
更新日: 06 January 2010
 
エジプト:家禽において鳥インフルエンザが発生
エジプトの多くの県で2009年12月から2010年1月初めにかけて、バックヤードの家禽において鳥インフルエンザ・ウイルスH5N1が見つかっています。こうした県はカリビーヤ、ミニヤ、ダカリーヤ、ミヌーフィーヤ、ベヘイラ、ファイユームなどです。集められた検体が検査にまわされていますが、鳥インフルエンザH5N1であるという確証が得られています。
更新日: 06 January 2010
 
カナダがメキシコにインフルエンザH1N1のワクチンを提供
カナダ保健担当大臣が2010年1月6日、メキシコがパンデミック対策として即時にH1N1ワクチンを必要としているため、カナダがメキシコにインフルエンザH1N1のワクチン500万回分を提供することになると発表しました。初回の出荷は2010年1月の第1週の予定です。500万回分のワクチンは現在、グラクソ・スミスクライン(GSK)カナダによって保有されています。カナダはその州および準州のためにすでに十分なワクチンの備蓄があり、即時の需要があっても応じられる態勢にありますが、メキシコからの要請に十分に応えることができます。ワクチンはメキシコに寄贈されるものではないと報告されています。メキシコ政府は多くのメーカーにインフルエンザH1N1のワクチンを注文していますが、2010年1月遅くまで利用できない状態になっています。したがってメキシコ政府はカナダにワクチン供給を要請し、カナダのH1N1ワクチンを2010年3月31日までに補給することになります。
更新日: 06 January 2010
 
インドネシアの家禽において鳥インフルエンザが確認される

ボルネオ島(カリマンタン島)の南カリマンタン州で12月初め以来、数千羽の鶏が死んでいます。一部の鶏から集収された検体について鳥インフルエンザH5N1ウイルスへの陽性反応が確認されたため、おそらく、鳥インフルエンザによるものと考えられています。7区において6,500羽以上の鳥が死んでいますが、ヒトにおけるさらなる感染者の発生は報告されていません。ただし、インドネシアはヒトにおける患者を即座に報告することはなく、時には数カ月間情報を遅らせます。

鳥インフルエンザH5N1ウイルスはほとんどのインドネシアの行政区でここ数年間、発見されています。このウイルスはジャワ、スマトラ、スラウェシ、そして、おそらくバリ島で、鳥において常在すると考えられていますが、他の島でも散発的に発生がみられます。家禽が病気になると、ヒトにおいて患者が発生するリスクが増します。

更新日: 06 January 2010
 
米国:1月10日から全国インフルエンザ予防接種ウィーク
米国保健当局が1週間のインフルエンザ・ワクチン予防接種キャンペーンを予定しています。この全国インフルエンザ予防接種ウィーク(NIVW)は1月10日から開始され、1月16日まで続きます。目的は季節性およびパンデミックのインフルエンザの予防接種を受けるよう人々に奨励することです。予防接種率は11月末の時点ですでに落ち込んでいましたが、保健当局はこれを引き上げようとする活動を組織しています。当局はこのキャンペーンにより第3波に対して人々に備えさせるとともに、重篤な、時には致命的なインフルエンザ感染症から人々を保護することを望んでいます。
更新日: 06 January 2010
 
ブラジルがパンデミックH1N1ワクチンを契約
ブラジル保健当局がおよそ8,300万回分のパンデミックH1N1ワクチンの供給について、グラクソ・スミスクライン、ブタンタン研究所、および、汎米保健機関(PAHO)加盟国ワクチン買い入れ基金のワクチン開発リボルビング・ファンドと合意に達し、契約書に署名しました。ワクチンは今年3月までに届けられることになります。メディア筋は第1回分のバッチがすでに同国に到着していることを示唆しています。保健当局は世界保健機関(WHO)の勧奨に従って、初回の投与を優先順位の高いグループに提供する予定です。先住民、医療従事者、妊婦、幼児、基礎疾患を抱えている人々がこれに含まれることになる見込みです。
更新日: 06 January 2010
 
フランスが余剰ワクチンの売却希望国リストに

フランスは一部の他の国と同様に、必要以上にパンデミック・インフルエンザ H1N1 のワクチンを発注しました。当局は保護のために2回の投与が必要と予想し、約6,200万人の住民に対し、9,400万投与分を購入しましたが、最終的に1回の投与で十分であることがわかりました。また、他のヨーロッパ諸国に同調する傾向として予想より需要が少なくなりました。そのため、フランスとドイツ、オランダなど仕入れ過剰の国々は一部の余剰ワクチンを売却したいと考えています。メディアの報道によると、フランス当局はエジプト、メキシコ、カタール、ウクライナからの売却要求を受けています。

1月4日更新:保健省は注文済みのパンデミック・インフルエンザ H1N1 ワクチン 5,000万投与分をキャンセルしました。

更新日: 03 January 2010
 
オックスフォード教授の状況説明:12月28日

ウイルスの進展:予期されたとおり、パンデミック・インフルエンザH1N1ウイルスはインフルエンザ活動が盛んな地域で広まっている支配的なインフルエンザA型ウイルスとなっており、その状態が続いています。季節性インフルエンザ・ウイルスA型(H3N2ならびにH1N1の季節性バージョン)はこれまでに、主にパンデミック・ウイルス株に取って替わられていますが、季節性インフルエンザ・ウイルスB型も今広まっています。したがって、季節性およびパンデミック・インフルエンザの両方の予防接種を受けて予防することが依然として重要です。オックスフォード教授は「生物学的緊急事態」に関しても論じていますが、これは過去において感染したり予防接種を受けたりして、より多くの人々がパンデミック・ウイルスに対する免疫を形成するにつれ、パンデミック・インフルエンザH1N1ウイルスそれ自体が流行を維持するために突然変異する可能性があるということを意味しています。自衛のための振舞いとしては、現在のパンデミック・ウイルスに対する免疫があるように見える65才以上の人々を感染させられるように適応することが1つ考えられます。ウイルスはこれまでのところ、比較的少数の高齢者において高い致死率を示しています。

これまで「幸運」であったとしてもそれによって安心感が正当化されるということはありません。教授は『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル』誌に発表されたイングランドのチーフ・ヘルス・オフィサー、リーアム・ドナルドソン氏による論文を引き合いに出し、「以前のパンデミックよりも感染者数が少ないとしても、それによって公衆衛生の措置が不要とするわけにはいかない」としました。同主席医務官は、パンデミックがいくつかの国で減速しているように見えるまさにこの時こそ、予防接種や抗ウイルス剤による早期治療などの予防措置が重要であると強調しました。実際のところ、世界保健機関(WHO)は、パンデミック終息宣言はあまりにも時期尚早であると述べています。現在、流行のピークを越えている北米や欧州諸国においてもさらなる次波が引き起こされる可能性があり、また、インフルエンザ流行期が始まれば南半球に広まるおそれも残っています。

『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』誌には3編の面白い論文が発表されています。オックスフォード教授は最近の発行物の中で、特に面白いと思えたいくつかの記事をレビューしています。そのうちの1つは、アルゼンチンの小児、特に1才未満の乳児における入院率と死亡率について詳述したものです。HIV/エイズやガン治療から免疫系がわずかに損なわれた小児は免疫系が完全に機能している小児よりも入院率が低いということに教授は注目しています。このことは、重篤なインフルエンザと戦うときに健康な人の強固な免疫系に過度の反応が現われる「サイトカイン・ストーム」と関連があるかもしれません。過剰反応は逆効果となり、病気の重症化に貢献するおそれがあります。免疫系が弱い人々はそのような「ストーム」を持っていないようです。オックスフォード教授はこれについてまったく面白いことだが結論は出ていないとし、さらなる研究により詳細な情報が得られるように注意したいと言っています。

また別の興味深い研究においては、妊婦の間のインフルエンザについて驚くべき事実が取り上げられています。それは、スピード検査で検査された場合、これらの女性のほぼ40パーセントがパンデミック・インフルエンザに罹患していないという偽の、陰性の結果が示されました。後に受けたさらなる検査では、彼女らは実際、パンデミック・インフルエンザH1N1に罹患していることが示されました。スピード検査のいい加減さは保健機関によって広く認められていますが、患者や素人の人たちには認められていません。教授は今回、これを明らかにするよい機会としました。

更新日: 04 January 2010
 
研究成果:パンデミックと季節性インフルエンザ・ワクチン、同時投与可能
英国の医学誌『ランセット』誌に発表されたある研究において、パンデミック・インフルエンザH1N1ワクチンを単独で投与した場合、および、2009年10月期の季節性インフルエンザ・ワクチンとともに投与した場合、それぞれにおけるワクチンの安全性と効果について調査がされています。被験者はボランティアの成人および高齢者で、ハンガリーで生産されたアジュバント・ワクチンを接種されました。パンデミック・ワクチン(Fluval P)は全員が注射され、一部の人たちは他の腕に季節性インフルエンザ・ワクチン(Fluval AB)も注射されました。その結果、重篤な副作用はみられずパンデミック・ワクチンは安全であること、また、単回投与でEUと米国のライセンス基準を満たす十分な免疫反応が生じたことが示されました。有害事象の発生率はわずかに高かったものの、パンデミック・ワクチンは問題なく季節性インフルエンザ・ワクチンと同時投与できます。季節性インフルエンザのワクチンはパンデミック・ワクチンと同時投与されたとしても、基準を満した予防効果を提供しているとみられます。
更新日: 04 January 2010
 
香港:野鳥がインフルエンザH5ウイルスに感染か
香港漁農自然護理署の報道発表 によれば、予備検査の結果、香港の地方公園で死んでいるのが発見されたシキチョウがインフルエンザH5に感染していたことが分かったということです。鳥インフルエンザH5N1への感染の有無を確認するため、さらなる検査が行われています。この鳥は12月29日に八仙嶺郊野公園の Hok Tau 管理センター付近で発見されました。この公園は新界地区の北東部にあり、この場所から3キロメートル以内に養鶏場はありません。鳥インフルエンザは香港周辺の野鳥の間で常在する風土病とみなされており、その活動は通常、北半球の冬期に増加します。

1月4日更新:鳥は一連の臨床検査の結果、H5N1に陽性であることが確認されました。

更新日: 31 December 2009
 
中国:当局が休日の旅行によってインフルエンザの流行増大を懸念:妊婦に対するガイドラインを発表

中国衛生部はパンデミック・インフルエンザ H1N1 が農村部に広がっていると見られ、人々が故郷へ帰る今月下旬の旧正月の期間に急増する可能性に懸念を表明しました。大都市での発生は減速し、学校を基盤とした発生は減少していますが、村や小規模なコミュニティに広がっています。

先週、中国当局は出産適齢期の女性と年少の子供を持つ女性に感染から身を守る助けとなる勧告を出しました。中国で記録されている死者の約14パーセントが妊娠した女性に起きています。当局は女性らに対し、発生のリスクがなくなるまで妊娠を遅らせることを検討するよう勧告しました。妊婦と最近出産した女性は無料でパンデミックの予防接種を受けることができます。

更新日: 03 January 2010
 
フランス:国民の13~24パーセントがパンデミックH1N1に感染済み
フランス国立衛生監視研究所(INVS)は12月17日までにパンデミックH1N1に感染した推定人数 を公表しました。初期医療機関からの情報を用いて、これまでに790万人から1,480万人が感染したと推定しています。これは言いかえると、国の人口の13~24%が感染したということになります。この人数から全感染者の約30%が症状を示さなかったと推測されます。

1月4日更新:保健省はパンデミックH1N1ワクチン5,000万回分の予約をキャンセルしました。

更新日: 31 December 2009
 
インドネシア:今年20人が鳥インフルエンザに感染

インドネシア保健省は、2009年に20人が鳥インフルエンザH5N1に感染したと報告しました。感染者の中で生存しているのは1人だけです。最新の患者は9月に南ジャカルタで報告されました。

インドネシアがヒトにおける感染を報告したのは1年ぶりのことです。しかし、当局の沈黙にもかかわらず、国際社会はインドネシア国内でヒトにおける鳥インフルエンザウイルスへの感染が継続していたと確信していました。ヒトにおける症例は過去数年間、インドネシアで継続しています。2008年6月、インドネシアは各症例を発生時に報告する代わりに、ヒトにおける症例を総計でのみ報告するという方針を採用しました。(この方針は、研究を妨げ、世界人類の健康に対するリスクが増すため、他の国から不十分であると受け止められました。国際保健条例は、鳥インフルエンザH5N1のヒトにおける症例など、特定の疾病の流行や公衆衛生関連の事象をWHOに24時間以内に報告することを各国に義務付けています)。

世界保健機関(WHO)はH5N1の確定例患者の累積人数のリストを更新しています。インドネシアは合計で161人の患者を報告しており、そのうちの134人が死亡しています。

更新日: 31 December 2009
 
WHO更新81:北米と東欧で減少、北アフリカと他のヨーロッパ地域で増加

世界保健機関(WHO)は週毎のパンデミック更新において、パンデミック・インフルエンザは現在、欧州中部および東部で最も活動を強めていると述べています。季節性インフルエンザの発生はわずかで、呼吸器系の症状がみられる患者のほとんどは検査によりパンデミック・インフルエンザH1N1に陽性です。西ヨーロッパ諸国はほとんどが現在のパンデミック流行のピークを越えましたが、インフルエンザ活動は活発で広範囲にわたって残存しています。インフルエンザ流行期はまだ数カ月間あり、シーズン終了前にまた流行の波が見られるかもしれません。北米諸国も類似した状況にあるものの、ウイルス活動はヨーロッパよりもかなり落ちてきています。中米、南米、カリブ海の熱帯地域では依然として活動は続いています。患者は広範囲にわたって存在しているものの、一般的には増加傾向にはありません。南半球の温暖な地域では、発生が続いているという報告は最近ありません。

他の地域はデータが入手しにくくなっています。アフリカからの限られた情報によると、地中海海岸地帯のアルジェリア、チュニジア、エジプトの北アフリカ諸国で、活発で強いインフルエンザの発生が示されています。南アジア諸国は高い発生率が続いています。アジア中部および西部の地域では、いくつかの国で流行のピークを過ぎたとみられるものの、インフルエンザ活動は活発です。

更新日: 30 December 2009
 
北朝鮮:パンデミックの状況が悪化
韓国のソウルに本拠を置く援助団体の報告によると、増大しつつあるパンデミックの問題に対して北朝鮮が対策を講じているもようです。Good Friends という同組織は、北朝鮮当局が最近全国に警報を発出したと述べています。それによると、パンデミック・インフルエンザに罹患した人々を「優先順位の高い」患者としています。伝えられるところによると、優先順位という考えかたはこれまでにめったになく、ほぼ戦争における負傷者に対してのみ使われただけでした。秘密主義の北朝鮮で起こっていることについて正確な情報を得ることは難しいものの、当局による警報からは広く状況が悪化していると受け取ることができます。12月初めの公式の統計では、少なくとも9人の患者が確認されています。Good Friends は医療従事者の中に若干の感染者と死亡者が発生しているという事態にも言及しています。また、地元の医師が死亡率が上ってきていると述べていることや、戸別の健康スクリーニングを含む疫学調査が実施されていることも引き合いに出しています。
更新日: 30 December 2009
 
ECDC:ヨーロッパのパンデミックの状況に関する週間更新
ヨーロッパ疾病予防対策センター(ECDC)による第51週の報告(12月14日-12月20日)によれば、ヨーロッパの大半の国でインフルエンザ活動が全般的に減少しています。「急性呼吸器系感染症/ベースラインのインフルエンザ様症状」の比で比較されるインフルエンザ活動の強度は、ブルガリアとギリシャは例外としてほとんどの国で中程度から低度でした。エストニア、ギリシャ、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、ポルトガルの6カ国では広範囲にわたる発生が報告されました。ヨーロッパの残りの諸国では、地方や地域に限定されたレベルの、限られたインフルエンザ活動がみられました。毎週のECDC報告も、今年この時季のインフルエンザ活動は普通でない、もっと以前から始まって、特にインフルエンザ活動のピーク時にはもっと多くの人々を感染させたはずであると述べました。
更新日: 30 December 2009
 
韓国:ブタにおいてパンデミック・インフルエンザH1N1感染が再発生
メディアの情報によれば、全羅北道井邑市でブタにおいてパンデミック・インフルエンザH1N1感染の再発生が報告されています。この最新の報告により、ブタ関連の発生の件数はここ数週間で16件まで増えました。これ以前のブタにおけるパンデミック・インフルエンザH1N1の発生は、約1週間前に報告されました(12月24日付インフルエンザ・ニュース参照)。こうした発生は、ウイルスが変異する可能性があるため、当局にとっての懸念となっています。保健当局は、流行のさらなる拡大を抑止するため、免疫処置、検疫処置を取る予定です。
更新日: 30 December 2009
 
チリ:パンデミック・インフルエンザに再感染か

『新興感染症』(Emerging Infectious Disease)に発表された編集者への手紙において、2009パンデミック・インフルエンザに再感染した可能性があるチリにおける3件の事例を科学者が報告しました。患者はインフルエンザの症状が最初に現われた後、オセルタミビルで治療され、全員が治癒しています。2009パンデミックH1N1への感染は、ウイルス培養およびポリメラーゼ連鎖反応テスト(PCR)によって確認されました。最初の症状が寛解してから14~20日後に、3人の患者が再びインフルエンザの症状を示し、その後、パンデミック・インフルエンザH1N1であることが確認されました。入院した患者のうち2人はオセルタミビルによるさらなる治療で回復、予備的診断により季節性インフルエンザと診断されていた最初の患者(健康な14才の少女)もアマンタジンで回復しました。

同研究の執筆者らは、コミュニティ感染の高発生率やウイルスに再びさらされた期間内に完全な免疫保護がなされなかったことにより、3人の患者がパンデミック・ウイルスに再感染したと結論しています。入院患者2人はおそらく院内感染したものと考えられます。分離されたウイルスはどれもオセルタミビルへの耐性は示さず、患者の呼吸器検体から他のいかなるウイルスも見つかっていません。 執筆者は3人の患者について、最初に感染した後のウイルスの除去が記録されていないものの、患者の各々が特定の抗ウイルス剤による治療の後に完全に回復していることから、インフルエンザに2度感染した間にもウイルスが存在していたとは考えられない点に注意を促しました。しかし、第2の患者は免疫抑制剤の投与を受けており、完全なウイルスクリアランスも除外されません。

更新日: 30 December 2009
 
インド:西ベンガルで鳥インフルエンザ発生の可能性
報道によると、西ベンガル州 Burdwan 地区にある Durmoth 村で、家禽を含む2,000羽以上の鳥が死んでいるのが発見されたとのことです。州の動物資源開発局が死んだ鳥の検体を採取し、Belgachia の検査所へ送付しました。検査の結果は数日のうちに判明すると見込まれます。当局は鳥の死骸を穴に廃棄するよう村民らに求めています。2008年1月に鳥インフルエンザが流行した際にもこの村が感染被害を受けていたことを考慮し、当局は村民らに鳥インフルエンザに関する教育を行うための啓蒙キャンペーンを開始しました。
更新日: 29 December 2009
 
WHO局長:パンデミックがピークを過ぎたと宣言するのは早計

WHO事務局長のマーガレット・チャン博士は、パンデミックが全世界的にピークを過ぎたと宣言するのは時期尚早であると報道陣に述べました。北半球の一部の国ではパンデミックのピークを過ぎましたが、他の諸国はまだピーク期にあります。感染国では流行が続いており、「インフルエンザ・シーズン」はさらに数カ月におよぶため、世界に対するパンデミックの影響についての正確な様相が明らかになるまでにはあと数カ月から1年かかるとみられます。このウイルスは、おそらく少なくともあと1年は引き続き循環するとみられ、依然として変異する可能性があります。

チャン博士はまた、パンデミック・インフルエンザH1N1が出現する前は、ほとんどの科学者が次期パンデミックは鳥インフルエンザH5N1によって引き起こされるだろうと予測していたことを人々に想起させました。これまでのところ、鳥インフルエンザでは感染者の約60パーセントが死亡しています。現在のパンデミック・インフルエンザであるH1N1の流行時には全ての国でインフルエンザへの対応システムを改善することができましたが、鳥インフルエンザのパンデミックに対応する準備はできていません。依然として「旧式の」(卵から生産する)ワクチンの生産方法が採用されていますが、その生産能力はパンデミック時の需要増加に対処するには極めて小規模です。

更新日: 29 December 2009
 
米国: ノースカロライナでブタがパンデミック・インフルエンザに感染
米国の州保健当局者が報道発表を行い、ノースカロライナの少なくとも2カ所の農場でブタがパンデミック・インフルエンザH1N1に感染したと報告しました。ブタはおそらく、インフルエンザの症状を示した状態で勤務した農場労働者との接触を通じて感染したものとみられます。その数日後、ブタが軽度の症状を示したため、獣医がこれを発見し、治療を行いました。その後ブタは回復しました。保健当局は、豚肉や豚肉製品に対しては厳格な品質保証体制が敷かれており、適切に調理されれば食べても安全であるとして人々に安心感を与えています。
更新日: 29 December 2009
 
65才超の人々用の高用量新インフルエンザ・ワクチンを食品医薬品局が認可
米国食品医薬品局(FDA)が65才超のエイジグループ専用の高用量季節性インフルエンザ・ワクチンの認可を発表する声明を出しています。この商標名「Fluzone(R) High-Dose」というインフルエンザ・ワクチンはSanofi Pasteur 社 によって製造され、同年齢層の人々を季節性インフルエンザから守るために開発されました(65才超の人々は季節性インフルエンザ関連の合併症を発現する高リスクグループと考えられています)。注射式で単回投与されるこのワクチンは標準的な季節性インフルエンザ・ワクチンのおよそ4倍の免疫誘導成分を含みます。臨床試験ではターゲット・グループに対して安全であり、また、免疫レベルをもたらすことにおいて標準的な季節性インフルエンザ・ワクチンより効果が高いことが証明されました。
更新日: 28 December 2009
 
カンボジア:コンポンチャムで家禽において鳥インフルエンザが確認される
カンボジアで今月初めにヒトにおける感染の発生があった(12月18日付記事参照)後、農業省はコンポンチャム州 Ponhea Kraek 地区で高病原性鳥インフルエンザH5N1の発生があったことを把握しました。当局は最近のヒトにおける患者確認を受けて12月16日から19日まで同地域で家禽を調査したところ、バックヤードの140羽以上の鳥が感染して死んだことが判明しました。この群れの中の残りの鳥はほとんどが殺処分されました。カンボジア当局は12月28日に国際獣疫事務局(OIE)に提出した報告において、この件は解決済みであり、さらなる措置は講じられないとしました。2009年にカンボジアで家禽におけるH5N1が報告されたのは今回が初めてです。報告なしの発生も考えられます。以前のいくつかの件同様、今回も地域においてヒトの鳥インフルエンザが発生してから、家禽における発生が見つけられ報告されました。このことはサーベイランスが不十分であることを示しています。理想的には、病気の家禽の群れは速やか特定され、取り扱う人々が予防措置をとることができるようでなくてはなりません。
更新日: 28 December 2009
 
アルゼンチン:小児の死亡率は季節性インフルエンザの10倍という研究報告
アルゼンチンの研究グループが New England Journal of Medicine (NEJM) に、パンデミック・インフルエンザ H1N1 に感染した小児への疾病の負担についての調査報告を発表しました。チームは2009年5月から7月までの小児科の入院率と死亡率を分析し、過去数年の同じ年齢グループの季節性インフルエンザのデータと比較しました。それによると、入院率は2008年に比べて倍となり、死亡率は2007年の季節性インフルエンザで記録されたものの10倍(10万人に1.1人)ということがわかりました。NEJM の研究結果はこちらを参照のこと。

更新日: 26 December 2009
 
EU:ヨーロッパでのH1N1予防接種の有害作用は予想通り重くなし

ヨーロッパでは少なくとも218,000人の妊婦を含む2,800万人以上の人々がパンデミック・インフルエンザH1N1の予防接種を受けています。欧州医薬品庁(EMEA)は 「医薬品副作用報告第4号」において、EUにおいて利用できる3種のインフルエンザH1N1認可ワクチンに関して副作用の徹底的概要を提供しています。EMEAは「最も頻繁に報告された副作用は予想通り重篤なものではなかった」としています。ワクチンに関連してギラン・バレー症候群(GBS)の患者が13人報告されましたが、この数は2,800万人以上という数の予防接種を受けた人々において自然発生すると予想される一般的な数を超えてはいません。

同報告はH1N1パンデミックの展開やヨーロッパにおいてどの程度の量のワクチンが配布され、投与されたのかについての情報を提供しています。ワクチンや抗ウイルス薬剤の利益あるいはリスクについても議論されています。同機関は、現在のインフルエンザH1N1パンデミックのために使用されたパンデミック・ワクチンおよび抗ウイルス剤の利益・リスクのバランスはプラスの結果になっているとしています。

更新日: 25 December 2009
 
ロシア:ブタがパンデミック・インフルエンザに感染
ロシアはブタにおけるパンデミック・インフルエンザ感染を発表した最新の国になりました。11月中旬、チュバシ共和国の農場で約45頭のブタが発病しました。これらのブタは病気の農場労働者から感染したと推測されています。この施設は消毒されています。この農場から輸出されているブタとブタ製品は、農場から出荷される前に一時的に追加のスクリーニングと処理を受けることが義務付けられています。
更新日: 24 December 2009
 
研究報告:妊娠中および出産後の女性は迅速なインフルエンザ治療が必要
『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』 誌に発表された研究報告によると、妊娠中の女性だけでなく、出産後の女性も特に重症なパンデミック・インフルエンザ感染に罹りやすいということです。こうした患者においては合併症と死亡を減らすため、迅速な抗ウイルス剤による治療を行うことが重要です。しかし、一般に、世界各地の保健当局がこのような状況において利益がリスクを上回ると見ているにも関わらず、このグループの人々は妊娠中あるいは授乳中の薬物使用に消極的なことがあります。今回の研究に関わった米国疾病対策予防センター(CDC)は、このデータを反映するため、10月下旬に 抗ウイルス剤に関する勧告 を若干改正しました。現在の勧告は、体が正常機能に戻る出産後(出産または流産)2週間以内の女性をハイリスク・カテゴリーに含んでいます。これらの女性は妊娠中の女性と同様に、インフルエンザ様の症状を呈したらできるだけ早く、インフルエンザ感染を確認する検査結果を待たずに、抗ウイルス剤による治療を受けるべきです。
更新日: 24 December 2009
 
韓国:15カ所の農場のブタがパンデミック・ウイルスに感染
5月にパンデミック・ウイルスが現れて以来、韓国では獣医当局が監視活動を実施しています。国際獣疫局(OIE)は24日の報告で、15カ所の農場のブタからパンデミック・インフルエンザH1N1株が検出されたと述べました。24,000頭以上のブタが検査され、そのうちの約240頭のブタがウイルスに罹患していました。感染が発生した施設は5つの「道」に位置し、慶尚北道で最も大きな流行が報告されています。リストに記載された15件の流行の開始日は全て12月です。
更新日: 24 December 2009
 
香港:幼児が軽症の鳥インフルエンザに感染
Sha Tin に住む3才の女児が軽症の鳥インフルエンザに感染しました。この女児は11月下旬にインフルエンザの症状(咳、発熱、鼻水)を発症して入院し、12月11日に退院しました。検査室検査によって鳥インフルエンザの一種であるH9N2への感染が明らかになりました。衛生防護中心(Centre for Health Protection)がこの症例を調査しています。この女児の感染経路については、鳥との接触の有無を含め、まだ分かっていません。当局は、鳥インフルエンザに感染するリスクを最小限にするため、生きた家禽との接触を避けるよう国民に注意を喚起しています。

鳥インフルエンザH9N2のヒトにおける感染が最初に検知されたのは1998年で、中国で5人が感染しました。以降、香港で数人の感染が検知されています。(パンデミック・インフォメーション・サービス会員の方は、さらに詳しい情報を新型インフルエンザ・パンデミック対策情報サイトにログインし、「H5N1以外の鳥インフルエンザ」のページを参照してください。

更新日: 24 December 2009
 
WHOがさらに3種のパンデミック・ワクチンを事前認定
世界保健機関(WHO)がノバルティス社製造の3種のパンデミック・ワクチンに事前認定を与えました(ノバルティス社のプレスリリースを参照)。WHOは今月初め、グラクソ・スミスクライン社製のアジュバント入りパンデミック・ワクチン Arepanrix に初めての事前認定を与えています。ノバルティス社製のワクチン3種のうち今日承認された2種(Celtura と Focetria)もアジュバント・ワクチンです。3つ目のワクチンはアジュバントを含まず、同社のワクチン Fluvirin に基づくものです。WHOの事前認定は発展途上国が品質規格、安全規格に合格している医薬品を入手できるように支援する目的を持っています。WHOの事前認定に関してはウェブサイトに詳細な情報があります。
更新日: 23 December 2009
 
WHO更新80:カナダ、米国、ヨーロッパの一部が平常への途上に
世界保健機関(WHO)が週毎のパンデミック更新情報において、少なくとも11,500人の人々がパンデミック・インフルエンザで死亡したことと、先週と比べるとほぼ1,000人死亡者が増加したことを発表しています。北半球の大部分の国でパンデミックはピークに達しましたが、インフルエンザ活動は広範囲にわたって存在しています。現在、これらの国は「インフルエンザ流行期」の最中ですが、カナダや米国ではこの季節としては活動が平常(ベースライン)レベル近く、あるいは、それ以下になっています。中欧、東欧、アジアの一部の諸国など、流行が少し遅れて始まった国では、インフルエンザ活動の増強が続いています。2、3の国では活動の復活が報告され、監視下に置かれています。ヨーロッパ諸国では広範囲にわたる活動がみられましたが、ほとんどの国ですでに流行のピークに達しています。季節性インフルエンザは低レベルな発生がみられます。しかし、インフルエンザのほとんどはパンデミック・ウイルスに起因するものであり、この傾向は続いています。東アジアではインフルエンザ活動は残っています。ただし、全体としては衰えてきています。
更新日: 23 December 2009
 
アルバニア:パンデミック・インフルエンザH1N1の予防接種を開始
アルバニア保健当局はハンガリーからワクチンの最初のバッチを入手し、パンデミック予防接種キャンペーンを開始しました。初回の出荷分にはおよそ10,000回分の Fluval P が含まれており、優先順位の高いグループ(医療従事者や1才から5才までの小児、小児の介護人)に投与されます。ワクチンはアジュバントを含む注射式のもので、政府経営の施設で無料で予防接種を受けることができます。
更新日: 23 December 2009
 
WHO:パンデミック・インフルエンザH1N1と季節性インフルエンザの重篤度を死亡率で比較することは誤解のもと

世界保健機関(WHO)がパンデミックH1N1関連の最新の状況説明において、パンデミック・インフルエンザH1N1の重篤度を季節性インフルエンザの死者数と比較して評価するのは誤解のもととしています。季節性インフルエンザについて報告される死亡率はおよその評価でしかありません。それは、記録されている、年間のあらゆる死亡原因による死者数と、季節性インフルエンザ流行期の死亡率とを比較して生成されるものなのです。死因が不明な場合、その季節の季節性インフルエンザによるものとされることになります。

WHOは特に基礎疾患のある年輩者など、インフルエンザ様の症状のあるあらゆる患者が検査されているわけではないことにも注意を促しました。インフルエンザ流行期にはしばしばみられることですが、こうした症状は死に至るおそれがあるほどまでに悪化し、また、死因として認定されるものの、通常、インフルエンザの追跡検査の対象とはなりません。

パンデミック・インフルエンザH1N1によるものであると検査で確認された死亡事例も、重篤度を真に反映するものとは言えません。こうした死亡事例の数は実際の死亡事例の一部しか構成しません。検査されない事例もあり、また、偽の否定的結果をもたらすしかないものもあります。パンデミック・インフルエンザH1N1はより若い年齢層に対しても、季節インフルエンザより大きな影響を及ぼします。

WHOによれば、重篤度についてはパンデミックのピークが過ぎて1年から2年後に判明してくるとのことです。季節性とパンデミックH1N1の両インフルエンザが比較された後の遡及的分析により、死亡率が適切に切り下げられることになります。

更新日: 23 December 2009
 
タイ:国内製パンデミック・ワクチンの臨床試験が行われる

12月19日: タイ国内で製造されたパンデミック・インフルエンザ・ワクチンのヒトへの臨床試験が実施されています。このワクチンは Government Pharmaceutical Organization が製造した鼻腔用スプレー式の生ワクチンです。この臨床試験では、少人数のグループに21日間の間隔で2回の投与が行われる予定です。成功すれば、より大規模な臨床試験が行われることになります。このワクチンは臨床試験後、2010年4月までにタイ国内で大量に使用できるよう準備が進められる予定です。

12月22日更新: 報道によると、これまでにワクチンを投与された治験者のうち約20パーセント(24人中5人)が「風邪に似た」症状を示したとのことです。この結果は想定範囲内の内容です。鼻水や鼻づまり、喉の痛み、咳、倦怠感は、米国などで使用された鼻腔用スプレー式ワクチンの副作用として知られています。

更新日: 19 December 2009
 
米国: 世論調査で感染への懸念の低さと予防接種希望者の減少の可能性が示される
Harvard Health は、パンデミック・インフルエンザに対する国民の懸念と反応を評価するために米国で実施された世論調査の結果を公表しました。質問された1,600人の成人のうち約40パーセントがインフルエンザへの罹患を懸念していましたが、この数字は9月の調査に比べて低くなっています。回答者の約15パーセントが既に予防接種を受けているほか、80パーセント近い人々が予防接種を受ける予定だと述べています。この数字も、90パーセント以上が予防接種を希望すると述べた11月の世論調査に比べて低くなっています。調査された保護者の約35パーセントが子どもに予防接種を受けさせる予定はないと述べており、そのほとんどが安全性への懸念に言及しました。
更新日: 22 December 2009
 
研究: 企業はどのようにパンデミック・インフルエンザに対処しているか?

世界的な人事コンサルティング会社のマーサー社が調査を行い、1,000社近い国際的企業からの情報を収集しました。結果は以下の通りです。

  • 予期される影響: 2009年5月以降、従業員の病気がビジネスにマイナスの影響を及ぼすと予想する企業の数が増加しています。
  • 職場での対策: 危機管理計画を策定した、あるいは策定の途上にある企業数が増加してきました。職場でのリスクを抑えることが引き続き最優先事項となっています。しかし、企業の約30パーセントでコミュニケーションが不足しており、従業員は緊急時対策の情報を人事(HR)からほとんど受け取っていませんでした。
  • 策定された措置: ほとんどの企業がパンデミック・インフルエンザの拡大を抑制するための措置(手指の除菌剤の導入、共有エリアの頻繁な消毒、予防策に関する従業員の教育など)を実施していました。
  • 休暇に関する方針: ほとんどの企業は現在のインフルエンザ・シーズンに有給休暇の方針を変更する予定はありませんでした。休暇の方針を変更した企業は、高リスクグループに属していることが明確な従業員に対する緩やかな休暇方針の策定および病気休暇と有給休暇(PTO)を付与する案の策定といった措置を講じました。
更新日: 22 December 2009
 
オランダ: 薬剤耐性株とパンデミックの野生株が同時に検出される
オランダで、少なくとも13人が体内にパンデミックH1N1ウイルスの野生株とタミフル耐性株を同時に有していたことが判明しました。野生株と薬物耐性株の双方が同時に存在するのは治療中に薬剤耐性が生じたことを示しており、他者から耐性株を獲得したものではありません。13人の患者全員が抗ウイルス剤のタミフルを投与されていました。ほとんどの患者が基礎疾患と治療により免疫反応が抑制されていました。免疫機能が損なわれた人々は薬剤耐性のインフルエンザを発症するリスクが高くなっています(本ウェブサイトの抗ウイルスのページ(英語)に詳細情報が掲載されています)。患者のうち4人が死亡した可能性がありますが、インフルエンザと死亡の因果関係は明らかではありません。これらの患者から介護者や家族、その他の接触者に薬剤耐性ウイルスが伝播したという兆候はありません。
更新日: 22 December 2009
 
1回のH1N1インフルエンザ・ワクチン接種で小児に十分な免疫が作られる可能性

現在推奨および実施されている内容に反して、低年齢の小児をパンデミック・インフルエンザ・ウイルスから保護するにあたって予防接種を2回も行う必要がない可能性があります。生後6カ月から8才までの健康な小児に対する予防接種について調査が行われました。この調査では、15マイクログラムを1回接種された後、92パーセントの小児に閥値を超える免疫が得られました。さらに、この数字は30マイクログラムを接種された第2のグループでは98パーセント近くに上昇しました。その後、全ての小児に2回目のワクチンを接種したところ、2回目の接種後に100パーセントの小児が免疫を獲得しました。この調査で使用されたH1N1ワクチンは、オーストラリアや米国にH1N1ワクチンを供給しているオーストラリアの製薬会社CSLで製造されたものです。

米国疾病対策予防センター(CDC)の専門家らは、今後も引き続き小児に対しては2回の予防接種を推奨していくとみられます。CDCはこの調査に付随するエディトリアルにおいて、米国では生後6カ月から35カ月の乳幼児に対して7.5マイクログラムのワクチンが使用されるが、この調査では米国で1回に使用される量の2倍が使用されていると指摘しています。さらに、1回の接種で全ての低年齢の小児に十分な免疫が得られると推定するのは早計であると述べました。この調査と論文は12月21日にオンラインで発行された Journal of the American Medical Association 上で掲載されました(論文エディトリアルの抜粋はこちらから)

更新日: 22 December 2009
 
エジプト:鳥インフルエンザH5N1の患者がさらに1人
エジプト保健省は鳥インフルエンザ・ウイルスH5N1の感染者がさらに1人発生したことを報告しました。カルビーア県 El Tanta 郡の21才の女性で、12月15日に発病しました。この女性は病鳥を処理したり死んだ家禽と濃厚な接触があったりしましたが、後になって発熱や咳の症状が現われ、入院してタミフルによる治療を受けていました。エジプトでは11月初め以降、3人の患者が発生しています。エジプトでは鳥インフルエンザは鳥において常在しますが、2009年になってからヒトの患者がほぼ毎月、報告されています。
更新日: 21 December 2009
 
ECDCの報告:ヨーロッパでのパンデミックの状況に関する更新情報
ヨーロッパ疾病予防対策センター(ECDC)の週報によれば、ヨーロッパのほとんどの国において広範囲にわたってパンデミック・インフルエンザが残存しています。ただし、流行の強度は多くの国において「中程度」にまで落ちています。12月初め以降、19カ国からインフルエンザ様疾病(ILI)の減少傾向が報告され、非常に強い流行は5カ国において報告されています。ヨーロッパではこれまでおよそ900のウイルスが調べられていますが、そのうち13が抗ウイルス剤オセルタミビル(商標名:タミフル)に対して耐性のあるものでした。調査されたウイルスは全て、ザナミビル(商標名:リレンザ)には感受性があります。
更新日: 21 December 2009
 
香港:入国時の健康申告は不要に
香港特別行政区政府が入国時のスクリーニングを取りやめることを発表しました。12月21日現在、香港国際空港やハブ空港で到着時に健康について申告することは要求されませんが、体温のスクリーニングはなお実施されています。当局は渡航者に対し、援助が必要な場合、空港などの拠点に配備されている保健省スタッフに連絡することを推奨しています。当局は深川(シェンチェン)経由で中国本土に入る渡航者全てに、香港出発時に健康申告の用紙を配布しています。
更新日: 21 December 2009
 
WHO:パンデミック更新情報 79
世界保健機関(WHO)は世界的なパンデミックの状況に関する最新情報の中で、パンデミック・インフルエンザは温暖な北半球で活動的であり、地理的に広範囲におよんでいるものの、北米を含む多数の地域でピークを脱したと報告しました。ヨーロッパ中部と南東部、中央アジアと南アジアなど、後から影響を受けた地域ではまだ活動性の高まりが見られます。チェコ、エストニア、ハンガリー、インド、カザフスタン、キルギス、モルディブ、モンテネグロ、ネパール、スリランカ、スイスではインフルエンザの活動に高まりあるいは横ばい状態が見られます。北半球における死亡者のレベルにおける深刻度は南半球の深刻度と同程度です。
更新日: 19 December 2009
 
香港:さらに3人に変異株が発見される
香港でさらに3人の患者にパンデミック・インフルエンザの変異株が発見されました。合計で8人に変異株が報告されています。そのうちの4人は完全に回復していますが、1人は集中治療を受けており、残りの3人は死亡しました。この変異の重大性について、世界保健機関の専門家が詳細な調査を行っています。
更新日: 19 December 2009
 
カンボジア:2008年以降久しぶりの鳥インフルエンザH5N1患者
カンボジア保健当局はコンポンチャム州の57才の男性が鳥インフルエンザH5N1に罹患していることを確認しました。ヒトにおける鳥インフルエンザの発生はこれまで1年以上、報告されていませんでした。患者は12月11日に発症、5日後に入院しました。現在、容態は安定しています。感染経路はまだ不明です。家禽における発生は2009年に報告されていません。カンボジアでの鳥インフルエンザ患者は2006年に初めて報告されてから、今回で合計9人になりました。9人のうち7人が死亡しています。
更新日: 18 December 2009
 
WHO:パンデミックは終息していない
WHOのインフルエンザ担当特別顧問は17日の記者会見 で、「パンデミックの終息を宣言するのは時期尚早だ」と述べました。同氏はパンデミックが本質的に世界的な出来事であると指摘しました。いくつかの、あるいはたとえ多くの国でインフルエンザの活動が減少しているとしても、これが必ずしも世界的な減少を示しているわけではありません。一部の国では活動が依然として活発であり、現在、感染が減少傾向にある国でさえ、新たな波が起きる可能性があります。こうした地域の大半ではインフルエンザ流行期がさらに何カ月も続きます。WHOはパンデミックH1N1ウイルスが「何年も」、循環を続けると予想しており、強力な予防接種キャンペーンを継続するよう要請しています。
更新日: 17 December 2009
 
韓国:タミフル耐性パンデミック・インフルエンザに感染した乳児が死亡
報道によれば、韓国の当局はタミフル耐性パンデミック患者における世界初の死亡であるかもしれないと言及しということです。基礎疾患を抱える1才の女児が11月中旬に入院し、タミフルによる治療を受け、12月1日にインフルエンザの合併症で死亡しました。検体検査では、ウイルスがタミフルに耐性を持っていたことが示されました。報道は、女児が感染の早期に治療を受けたのか、あるいは時間が経過してからタミフルを投与されたのかについて言及していません。(この薬剤は症状が出てから48時間以内の投与が最も有効で、早いほど効果的です。) 情報は、評価のため、また、女児が確かに最初のタミフル耐性死亡例であるのか確定するためにWHOに提出されています。しかし、米国内で入院中のタミフル耐性患者のクラスター(集団内感染)がいくつかの死亡に関係しているため、女児が世界初の死亡例となる可能性は低いとみられます。(11月20日の記事を参照)
更新日: 17 December 2009
 
WHO、寄付備蓄分の最初のワクチンの発送を準備
ので、WHOはパンデミックに特に直面しそうな国々の支援に尽力していると述べました。WHOは6社のワクチン製造会社と12カ国の政府から寄付された約1億8000万回分のワクチンの供給を監督しています。これらのワクチンは、ワクチンの入手が限られている約95カ国に分配され、医療従事者や妊娠中の女性などのハイリスクおよび優先グループに使用することを目的としています。寄付ワクチンを受け取るためには3つの評価基準を満たさなければなりません。国は、WHOに正式な要請を出し、あらかじめ決められたいくつかの条件に同意し、ワクチンの取り扱いや分配方法に関する国の計画を提出しなければなりません。WHOは今後数週間以内に出荷を開始したいと考えています。最初にアゼルバイジャン、アフガニスタン、モンゴルが受け取り、続いて北半球の約32カ国が受け取る予定です。残りの60カ国はその後にワクチンを受け取る予定です。
更新日: 17 December 2009
 
 © International SOS 2009   お問い合わせ | プライバシーポリシー | 使用条件